ホッケー研究
〜 番外編2 〜
番外編2「スティックの持ち方」
番外編1でドリブルについてなにげなく書きましたが、最近になって、この内容はとても大事な内容だなーと思うようになりました。今まで意識してなかったので。
番外編1の例にそって話すと、レフトハンドの場合、右手はグリップ、左手はシャフトです。で、問題なのは、左手シャフトをしっかり握ってシュート、パス、ドリブルしている人の多さです。初心者はほとんどこのやり方のようです。とても多い事に気づきました。
つまり、右手グリップを軸として、左手シャフト側の腕の力でシュートやドリブルをしています。
これがなぜダメかというと、
・シュート力について、左手シャフト側の腕力分のシュートしか打てない。
・シュートタイミングについて、少しでもづれると、クリーンヒットしない。
・シュートについて、崩れた体勢から打てなくなる。
・パスも同様に崩れた体勢から出せない。
・ドリブルで、ステイックを伸ばせば届く範囲が届かず、
足元のパックは後ろにそらす。
・ドリブルすればする程、体勢が崩れる。
・レシーブについて、前方のパスや足元に来たパスが取れない。
・かたい動きになる。
・「へっぴり君」になりやすい。
など、どれをとってもいいとこなしです。
これは、右手グリップをしっかり握り、左手シャフトをフリーにして、右手の繊細な動きと、左手をテコの軸のようにする事で解消されるのではと思います。(下図参照)
左手をがっちり握るのはせいぜいレシーブ時にパックの衝撃を押さえたあとの一瞬ぐらいでしょうか。ドリブル、パス、シュート時は、ほとんど握力を使ってません。
自分にとってベストな体勢でスケーティングをしながら、柔軟で、当たりにも強く、パス、レシーブ、シュート、ドリブル、すべてにおいて身体を安定させてプレーする為に、とても重要な基礎だと思います。
ただ、初心者の人にとって、簡単か難しいかわかりません。
小学生の時「ソビエト(古い・・・)の選手はシャフトの手を自由に動かしてドリブルとかするらしい・・・」とか聞いてビックリした記憶があるような、無いような・・・。
[正しい持ち方]