ホッケー研究
〜 番外編3 〜
番外編3「1対1」
ちょっと自分の「1対1」について考えてみる事にします。
まず、正面からのチェックに対して考えてみました。
僕が正面からの敵に対して、よく使う抜き方はこんな感じです。
(僕はレフトハンドで、相手もレフトっていう図)
図@で、ドリブルして持っていく流れの中で、パックを敵の前に置く感じで、「エサ」であるパックを差し出します。
図Aで、身体だけ前進する形で、パックはほとんど動かしません。
@〜Aの動作は0.3秒ぐらいなもんでしょうか。この0.3秒動かないパックを見せて
「しめた!ここでスティックを出せば・・・」と思わせるのです。
図Bでは、スティックを出し、カットしたはずのパックが消えて「しまった!」と思った時にはもう遅い、となる予定でパックを素早く右にドリブルします。
@〜Bの流れはせいぜい0.5秒ぐらいなもんでしょうか。
この動きのポイントは、
・@は敵との間が1〜2mぐらいからの動きであり、近くても遠くても効果は薄い。
・Aで「エサ」に食いつかせなければいけない。
・Bのドリブルにスピードが無いと効果なし。
・Bの段階で、自分はトップスピードになっている事。
・ホントに食いつかれるリスクがある事。
うまくいけば、Bでスティックを出した敵は、身体の前方に重心が乗り、ベクトルも逆方向に向いているので、すぐには反転してバックチェックに戻れないでしょう。
この抜き方はホッケーではスタンダードだと思いますが、「エサ」とかの表現はあくまで僕の考え方なので、ホントはどう作用するものかは定かでありません。
ちなみに、極端な例を出しますと、足元にパックを置き、いかにもスティックではドリブル不可能な状態と見せかけ、敵がスティックを出した瞬間、スケートでパックを前に蹴り、あっさり抜いてしまう。これも「エサ」を使った抜き方ですね。
主にスティックのめちゃくちゃ長い人が使う技のようです・・・。ね!