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〜 「超初心者講座」 MHLブロンズクラス参戦記念 〜
heppi.gif (206 バイト)番外編(NARCh観戦日記)heppi2.gif (207 バイト)

4日目


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注)とんでもなく長いので覚悟を決めてから読んで下さい(編集長)

 

■7月30日(日)8:30

気持ちよくあと3時間は眠ろうかという態勢のなか,電話のベルがけたたましく鳴った。「おはようございまぁす!」この声はエージェントである。いつになく元気がいい。「あと5分ムニャムニャムニャ」と抵抗を試みるが,最初から勝負はついているのは周知の事実である。

エ:「何を言っているんですか!今日はナイアガラに遠征するんですよ!さっさと起きてください!」

そうであった。約2名親御さんからぜひともナイアガラに行くようにと厳命されていたのであった。それにしてもなんだかせわしないぞ。

筆:「わかりまふぃた。ほれでふぁ,15ふゅんほに,ひたのヘフトリャンフェ・・・」(わかりました。それでは15分後に下のレストランで・・・)
エ:「だめです。時間がありません。朝食はパンでも買ってください。」
筆:「へも,あさほふゃんはたいへふでふよ・・・」(でも朝ご飯は大切ですよ。)
エ:「あーそうですか,じゃあゆっくりとレストランでモーニングでも食べて,今日は一日お一人でゆっくりとしていてください。私達はでかけますので!」
筆:「ほめんみゃふぁい,ひまふふいふまひゅ・・・」(ごめんなさい,今すぐ行きます。)
エ:「それじゃ,いまから10分後に下に来てくださいね!来ないとほんとに置いてきますよ!」
筆:「ふぁぁぁぁい」(はぁぁぁぁい)

■7月30日(日)8:45

置いていくというのはあながち脅しではない,というくらいのエージェントの語調であった。仕方ないので,3回ほどブルブルブルと身震いをして,歯ブラシを口にくわえ,シェーバーを片手にエレベーターに乗り込んで,1階に到達するまでに見繕いを済ませた(後半部誇張あり)。

1階ロビーには既に編集長,エージェント,そして本日のゲストどすこい29号氏(以下29氏)が集合していた。かな1号は本日選手団一行様と行動を共にするらしい。「おはよう」とか「いやぁ〜,遅れちゃってごめんね!」とかさわやかにあいさつする間もなく,編集長達は筆者を認めるとスタスタとホテルの玄関を出て駐車場に向かう。そのあとを筆者もスタスタスタと追いかける。

途中,ホテル裏手の例のアメリカンというかカナディアンなキャフェテリアに入り,編集長全てを指差し確認動作にて男らしく朝食をゲットする。当方は愛想笑いなどしながら,ライ麦風パサパササンドイッチと極甘ドーナッツ,自販機から直行されたと思われるカプチーノ風飲料を袋に入れてもらう。その間にも編集長が購入した食料は味覚中枢を通過することなくその持ち主の胃袋に収まっていたのであった。

■7月30日(日)9:05

編集部員4名を乗せたくるまは即座にフリーウェイを東方向に向かって猛スピードで進んでいる。車内は運転手の編集長,助手席の筆者,後部左席にエージェント,そして後部右席に29氏という配置。

筆:「どうしてそんなに急いでいるの?」
編:「今日はかな1号達選手団を乗せたバスもナイアガラに行くんだそうです。ヤツらは9時頃に出発したそうでうす。まぁ,途中ワイナリーかなんか観光地に寄るでしょうから,急げばなんとか間に合います。」
筆:「間に合うって,待ち合わせ?昼間にバーベキューパーティーでもあるの?」
編:「違いますよ。いままであの忌々しいムラサキバスには負けっ放しでしょ?あとチャンスは2回くらいしかないんですよ。今日こそは勝たなくては!」


そうだったのか。確かにムラサキバスにはいままで0勝5敗,このままではシャットアウトの可能性も大である。俄然車内は初勝利への願望にふくらむ。そのとき,カーナビ君の画面をふと見ると,どうみてもナイアガラとは逆方向に走っている気がしてきた。

筆:「あのさぁ,もしかして逆方向に走ってない?」
編:「そんなばかな。ちゃんとカーナビ君をセットしたはずですよ。」
筆:「うんうん。でもさ。なんかナイアガラから遠ざかっているように思うんだよね,なんとなく。」
編:「そうですか,実は僕もなんか変な気がしてきたところなんですよ。」


もしかすると,カーナビ君は我々には及びもつかない壮大なる視野でルート検索をしていたのかもしれない。確かに全ての道はローマやナイアガラに続いている。しかし,いま編集部一同は急いでいるのだ!我々は即座にフリーウェイを降りてUターン,反対方向のフリーウェイに合流した。「ぢぎじょう!!!!このロスタイムは命取りになるかもぉぉぉぉ!」と編集長はうめきながらアクセルをめいっぱい踏み込んだ。

別に誰も命までは狙っていないよ,と言おうと思ったがどうも車内の雰囲気がそんな感じではない。いまや,HERTZにてレンタルした濃紺のフォードトーラスセダンは炎の玉と化して小雨のフリーウェイをひた走っている。運転席には異様な緊張感を漂わせた東洋人男性が目を吊り上げて,何かの使命に駆られたようにハンドルを握っている。走行車線の他のくるまがパイロンのように現れては後方に消えていく。

30分もすると「もぉーこんだけ来たら大丈夫。」とか「よくやった,とりかえしたぞ。」などという根拠のない安堵感で車内の緊張感もゆるみはじめた。しかし,編集長緊張感がゆるんでもアクセルはゆるめない(うまいっ!)。いまやスピードメーターは135キロ近くを指していたかも知れない。しばらく世間話などでよどんだ車内の雰囲気の中,突然29氏がポツンと言った。

29:「なんかさ後のくるまずっと付けてきてない?」
編 :「へっ?そうなんですか?」
29:「うん,なんかずっとうしろにいるような気がする・・・」
編 :「それは変ですねぇ〜」


と編集長がアクセルをゆるめたそのとき・・・・

29:「あのさ,なんかうしろのくるまさ,回転燈出してる気がする。」
編 :「まさか,そんな。」
29:「あっ,今度はサイレンを鳴らしているような気がする。」
編 :「まさか,そんなあああぁぁぁぁ!」


というやりとりが終わるやいなや,後方からウォンウォンウォンウォンウォンというよくアメリカのテレビドラマ(特にERなどでおなじみ)で聞き慣れたサイレン音が生で聞こえてきた。
バックミラーを見ると覆面パトと思われるくるまに警官とおぼしき人物が見える。どうやら道の端に止まれと手で合図している。いままでなんとなく治外法権的な雰囲気を勝手に決め込んでいた車内はもうパニックである。

くるまを道端に止めてから,いわく「Freeze!と言われたらみんなその場で停止!」とか「くるまから出たら撃たれるからね。」とか「不用意に胸ポケットとかに手を入れちゃダメ!」とか思い思いの指示を出して,警官が近づいてくるのを待った。
運転席側に顔を見せたのは,どことなくラテン系を思わせる,口元にヒゲをたくわえた若い警官(仮にラウルと名付けた)であった。

警:「Wacha danna doin yo? You gatta getta goo! Doncha kona kinda ya nooo!」

たぶん編集長にはこのように聞こえたと思われるが実際には,

警:「134kilometers! You're driving way too fast. In Canada the speed limit is 100kilometers on a freeway. Don't you know that?」(134キロですよ。スピード違反ですね。カナダのフリーウェイは制限速度が100キロです。知りませんでしたか?)

と言っていたのである。ここからはスーパー翻訳機でっち1号甲種が同時通訳でお送りします。

警:「観光客ですか?どちらから?」
筆:「ええ,日本からです。」
警:「レンタカーですか。それじゃ,運転免許証を見せてください。」
筆:「ええ,このバカが持ってますので,出させます。」
警:「それにしても,134キロとはあぶないですよ。気を付けてください。」
筆:「ええ,まったくです。このバカタレにも,よく言っておきますので。」
警:「スピードの出しすぎはあなたがただけでなく,周囲のくるまにも危険ですよ。」
筆:「おっしゃるとおりです。このハナタレにもやめろと言ったのですが。」
警:「それじゃ,違反切符を切りますので,そのまま待っていてください。」
筆:「はぁ,となりのシミッタレに伝えておきます。」

というようなやりとりがあって,警官ホルヘは覆面パトへと戻っていった。

編:「なんて言ってたんですか?」
筆:「うん,34キロオーバーのスピード違反だって。いま切符を切ってくるって。」
編:「そうかぁ〜,やんなっちゃうなぁ〜。罰金はいくらくらいなんでしょうね?」
筆:「う〜ん,いくらなんだろうねぇ,シミッいや,編集長。」

しばらくすると,警官ホルヘは違反切符を持って帰ってきた。

警:「それじゃ,ここにサインしてください。」
筆:「はい,ここですね。このアカンタレがサインしますんで。」
警:「もう一度言いますが,カナダでは時速100キロですからね。」
筆:「すみません,○○タレにも肝に銘じるよういいきかせますんで。」
警:「それじゃ,ここからは気を付けて行ってください。」
筆:「ありがとうございます。となりの○○タレがいろいろとお手数をおかけしました。」(熱心な読者のみなさんは○○にお好きな文字を入れて楽しみましょう。)

そうして,警官ラウルは我々を解放してくれたのであった。

編:「なんて言ってたんですか?」
筆:「うん,あのね,気をつけてねって言ってた。」
編:「ふ〜ん,そうですかぁ。」


ここからは,くるまは110キロを厳守して走行することとなった。
しばしは,編集長も反省モード(というか後悔モード)に入ったが,すぐさま,「国際免許なので点数は減らない。」とか「この罰則金は日本に戻れば払わなくても逃れられんじゃないか。」とかのあるまじき発言を繰り出した。

これに対し,車内では編集長を「前科者!」とか「犯罪者」とか「2度とカナダの土は踏めないぞ!」「ああ,結構さ!」という心温まるやりとりでなぐさめた。果ては,「134キロがダメなのはわかったが,実際はどこまでだったらセーフなんだ?!129キロはどうだ!」という探求心あふれる発言まで出てきたが,編集部的にはひとまず実験はここまでとして,この問題に対する回答は次回の遠征隊に託すことにした。(ということで,「カナダのフリーウェイにおける真の速度制限に関する考察その1:134キロはダメなのよ。」に続く論文をお待ちしております。←当編集部までお知らせください。)

■7月30日(日)11:15

まわりの交通状況を敏感に察知しつつ,110〜120キロというファジーな速度を堅持しながら,小雨のなかくるまはようやくナイアガラ付近へとたどりついた。

フリーウェイの出口の「ようこそナイアガラへ!」というド派手な看板を横目に一般道に入った。小雨ながらもやはり日曜ということもあり,道は少々渋滞気味である。進むにつれてナイアガラ目当てのあの手この手の商売が道端に出現してきた。ここらへんは日米加の区別はない。特に目立つのは,「ここからナイアガラまで徒歩×分,この先駐車困難」などと書いてあるドライブイン。8月のピーク時にはどこもかしこもくるまで満杯になるのであろうか。

そうこうしているうちに,ここら辺がたぶん「ナイアガラ銀座」と思われる,清里や軽井沢をさらにギトギトにしたような,かなりはずかしい通りへとくるまは突入した。かまわずにさらに奥へと進んでいくと,やっと湖畔と思われる地帯へと到達した。「ここからは大資本ですぅ」といわんばかりに大型のカジノホテルが湖畔の1等地に並んでいる。

我々はその中でも,「この界隈ではいちばんお金かけてますぅ,税収に貢献してますぅ」と思われるホテルの駐車場に吸い込まれていった。(いやほんと,道路から自然と入るように出来ているんですよ,これが。)

■7月30日(日)11:30

ホテルの駐車場にくるまを止めて,まずは全員湖畔方面に歩き出した。

まあ,ここを歩いている人はまちがいなく全員観光客であろう。人の波に任せて歩いていると,結構人だかりが出来ている見学スポットと思われる場所にたどりついた。ここからナイアガラの滝が一望できるわけである。当然望遠鏡なども備え付けてある。なんとなくデジカメで写真を撮っていると,ドイツ系とおぼしき家族の父親がシャッターを押してくれという。

喜んでシャッターを押してあげる。身振り手振りで今度はおまえ達も撮ってやると言っている。そこで,当編集部もナイアガラをバックに集合写真を撮影することにした。悪い人ではないのはわかっているが,ついつい「もっとうしろうしろ,じゃあねバイバイ」攻撃を注意しつつ,笑顔を作ってみた。

もちろんドイツ系家族全員が走り去ることなくシャッターが押され,デジカメは筆者の手元にもどってきた。ただし,「もっとみぎ,みぎ」とか言ってた割にはナイアガラが写ってないことがあとで判明した。

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(雄大かなナイアガラ・・・)

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(雄大さの脇には正体不明の茶色のアワアワゾーンがあったりして)

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(滝が写っていないよ,ダディー)

■7月30日(日)11:30

しばらく遠くの「ゴオオオオォォォォ!!!」という滝の轟音を聞きながら,雄大なるナイアガラを眺める。

そのうち,滝の間を遊覧船がひっきりなしに行き来しているのが目に付いた。その船は2階建てになっていて,その2階には青いビニール合羽を着た観光客達が無防備に立っている。あろうことか,その船はどんどん滝に近づいている。ここからみてもかなりの水しぶきが船にかかっているのがわかる。青いビニール星人達はそのままなすすべもなく水しぶきの刑に処されているらしい。これがまたピストン輸送のごとく次から次へと雄大なるナイアガラに挑んでは跳ね返されている,という風に見える。なんとなく風車に向かっていくドン・キホーテを思わせる光景だ。

あんな目には遭いたくはないねぇ〜,バッカだねぇ〜と思いながら横に目をやると,まずいことにエージェントの視線がその船にロックオンされているではないか。

そうだ,編集長とエージェントはご両親から,ぜひナイアガラを堪能すべしとの指令を受けていたのだ。「もう時間がないから帰ろう,ね,ね。」と言おうにもまだ午前中である。

そのうち,エージェントは遊覧船の軌跡をたどり発着場を発見してしまったようだ。これは,ほんとにまずいことになった!案の定,2人で「せっかく来たからねぇ。」とか「幾らかしら?」とかヤバイ会話が交わされはじめた。

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(見つかっちゃった,かなりヤバイです)

■7月30日(日)11:45

なぜか私はいま青いビニール合羽を着用し,遊覧船に乗っている。要するに「バッカだねぇ〜」その人になってしまったのだ。

編:「さて,そろそろ行きますか。」
筆:「そうだね,もう見飽きたし,そろそろホテルでお茶でも・・・」
エ:「またまたとぼけてぇ,遊覧船を乗りに行くんですよぉー。」
筆:「エッ!聞いてないよ。マジにあのずぶ濡れ船に乗るの?」
編:「もちろん!ここまで来て,乗らない手はないでしょう!」
エ:「そうそう,うちの親にも乗っとけっていわれてるし!」
筆:「でもほんとずぶ濡れだよ。容赦ないよ,たぶん。」
エ:「大丈夫!合羽も支給されるし,なんなら1階にいればいいんですから!」
筆:「そうかなぁー・・・」
エ:「そうですよ!ほら,切符売り場にいきますよ!」
と編集長&エージェントの矢継ぎばやの攻撃に筆者はあっけなく陥落したのであった。
そんなとき1人の男がポツリとつぶやいた,
29:「俺は行かないよ・・・・」
エ:「えー!なんでですかぁ!行きましょうよ!!!」
29:「いいや,俺はいい。ここで待ってるから。」
エ:「そんな寂しいこと言わないで,いっしょに行きましょうよ!」
29:「俺のことはかまわないで,みんなで行ってくれ。」
エ:「ダメですよ!みんなで行かなきゃ,せっかく来たんだから!!」

う〜ん,頑なな2人のせめぎ合いはこの後もしばらく続いた。
何が29氏をこのように頑なにためらわせているのか,また何がエージェントをしてこのように頑なに乗船を勧めさせているのか,もはやその動機は不明である。しかし,結局は後込みする29氏を説き伏せ,編集部一同なんとか切符売り場にたどり着いた。

筆者,エージェント,編集長と順調にお金を払い,乗船券をもらって通路を進んだ。エージェントが29氏が逃げださないように待っていると,何やら29氏が切符売り場のおばさんとにらめっこをしている。8秒ほどにらめっこが続いただろうか,ほどなくして29氏が合流してきた。

エ:「どうしたんですか?お金が足りなかったんですか?」
29:「いいや。お金を払って乗船券はくれたんだけど,絵葉書をくれなくってさ。」
編:「ああ,この遊覧船が描いてある絵葉書ですよね。」
29:「うん。でもなんて言っていいかわからないんで,ずっと絵葉書を睨んでみたんだ。」
筆:「ほうほう。」
29:「そしたらやっと気がついてもらえたよ,ふふふふ。」

そうなのである。お金を払うと乗船券とともに遊覧船のきれいなイラストが描かれた絵葉書をくれるのであるが,売り場のおばちゃんが運悪く29氏には配るのを忘れたのである。ここで,なぜか無性に絵葉書が欲しくなった(←お金を払っているんだし当然である)29氏は,なんと眼力によりその意志を完遂したのであった。

いままで,編集長が指差しや「This!」やら「Same!」攻撃によりこの異国にて意思疎通を行っているのを見慣れている当方であるが,一言も発せず微動だにしないで相手にその意思を伝達する男を目の当たりにしたのは初めてである。

一種の超能力を目撃したと言ってよろしい。日本国内においては饒舌をもって知られる29氏であればこそ,その目撃価値は倍増するのであった。ちなみに29氏,切符売り場から離れるに従って元気が戻ってきたかのように見えたが,これは当方に気のせいであろう。まさか,切符売り場の人と対面するのが憂鬱だったから固辞していたとか・・・・・いや,そんなことは断じてあるまい!(←29氏の名誉のため,めいっぱい否定しときました。)

通路をたどっていくとエレベーターホールに到着。ここで陽気な案内係の青年のナイアガラうんちく話を聞きながらエレベーターは下っていく。降りたところは船着き場がある湖面のフロアである。出口付近で例の青いビニール合羽が支給されるので,これを着用しながら,さらにジグザグ状の通路を歩くてやっと船着き場についた。遊覧船はひっきりなしに往来しているらく,通路から流れてくる観光客を飲み込むと滝方面へと出航する。出航間隔はだいたい6〜7分間隔なので,ほとんど待ち時間はない。1隻ほど待つとすぐに我々の順番となった。4名の青合羽編集部員はその他大勢の青カッパ達に混じって乗船していった。

先程も書いたが,船は2層構造になっていて,特に2階は屋根なしの超解放スペースである。当然見晴らしは抜群であるが,ずぶ濡れになるというリスクも発生する。そして,あろうことか,大部分の青カッパ達はいちもくさんに2階へと駈け上がっていった。編集部一同も最初のうちは2階に陣取っていたのであるが,ビデオカメラやらデジカメの命を大切にしたい,そしてゆったりしているということで最終的には1階に落ち着いた。「ズブ濡れるっちゅうねん!」「夏でも寒いっちゅうねん!」とかいう会話が交わされる中,まずは手前のアメリカ滝のほうに向かっている。遠くからみてもそこそこ迫力がある滝がますます巨大化して近づいてくる。これにともない「ゴゴゴオオオオォォォ!」という轟音がますますもって大きくなる。

そして「ここまで近づくか!」というくらい近づいたそのとき,船内は大きな嵐に遭遇したように横方向からの雷雨に見舞われた。もう滝を見るどころではない。ただただ嵐が過ぎ去るのをじっと待つのみだ。2階からはこの世のものとは思えない複数の絶叫が聞こえてきた。こんなとき人間の無力さをあらためて実感させられる。2階にいなくて良かったと思った。この嵐は2〜3分続いたであろうか,滝から離れると再び平和が訪れた。

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(最初は2階にいたんですよぉ。)

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(でも人間なので1階に移動しました。)

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(そしたら突然嵐が・・・デジカメがぁぁぁ)

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(1回目はまだよかった・・・・)

対岸を見ると壁面を今度は黄色合羽軍団が歩いている。どうやらアメリカ側の観光客は黄色合羽チームに組み込まれるらしい。お互いに意味もなく手を振ってみたりする。1回の嵐を経験した我々ではあるが,再び次の嵐カナダ滝が視界に入ってきた。

今度の嵐はさらに大きく,きびしそうだ。たぶん船長さんも2回目はさらに近づくつもりなのだろう。前回はいきなりだったのでビックリやら「なんじゃねんワレ!」的なリアクションが取れたが,今回は最初からわかっているのだから少々憂鬱ではある。「また来るぅ!また来るぅ!」「おもかじいっぱぁぁぁい!」などと叫んでみても,結局はお金を払ってこんな目に遭っているのである。などと考えていると,再びあの「ゴゴゴゴゴオオオオオォォォォォ!」という音が近づいてきた。
1回目はほんとに挨拶程度だったことが,ほどなくしてわかった。「ゴゴゴゴゴオオオオオォォォォォ!」に続く「ザザザザザバババババァァァァァァーーーー」という横殴りの嵐パート2のそれはさらに激しく,長く続いたのであった。

編集部員一同合羽で身を守り,無抵抗に手すりにしがみつくことしかできない。2階の住人からは絶叫ととも嬌声ともとれる叫びが混じりあって聞こえてきた。なかには気を違えた輩が発生したらしく,北米系白人特有の「YEEEEEEHHHHHHAAAAAA!!!!」とか「YES!YES!YES!」とかいう雄叫びが聞こえて来る始末。

やはり極限状態においては男のほうが限界値が低いらしい。エージェントは「もうなんなのよこれ!」とか「いやん,もういいかげんにしてよ!」とかいって冷静さを保っている。一方男どもは「人間絶望すると笑いたくなる」症候群に冒され,もはやずぶ濡れになった編集長は力無く「エヘヘヘヘヘヘヘヘ!」と笑い,29氏もやけくそで「アハハハハハハハハハ!!」脳天気笑っている。筆者も小さく「イヒヒヒヒヒ」と笑ってみる。

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(嵐の直前です)

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(何も見えないぃぃ,このあとしばらくデジカメは避難)

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(壊れたので笑ってます,この人)

2階へ通じる階段に目をやると,ここはもう洪水のように水が階段から流れ落ちてきている。ほどなくして1人のおじさんが階段を逃げ下りてきた。これまた常套句であるところの「Oh my god!」とか「Christ sakes!」などといって,1人階段脇の安全スペースに身を寄せた。

2階にもまだまともな人間が残っていたんだ,という感じで1階住人達は暖かく彼を見守ったのであった。しかし,この軟弱なる行動が偉大なるナイアガラ様の逆鱗に触れたことがほどなく判明するのである。

突然,ナイアガラ様に極限まで近づいた(というかほとんどぶっかんてんだろ!)遊覧船は大きく方向転換を図ったのだ。いまごろ「おもかじいっぱあああああい」なのである。このとき,船内に溜まっていた水という水の移動方向が大きく逆流したのである。

これにともない昨日の安全スペースは本日の大売り出しの超危険スペースへと変身!コント用大型金ダライ10杯分かと思われる暴れ水が2階方面から一気にこのかわいそうなおじさんに降りかかってきたのである。それはもう,「ザブーン」という水系の音を通り越して「バッッシャーーーーーーーン!」という金属的逆水平チョップ系の音となっておじさんに襲いかかった。日本における古典芸能番組「志村けんのバカ殿」でもこんな見事な場面は見たことがない。

これにはもう老若男女,古今東西関係なくみなさん驚きを通り越して大笑いであった。絶妙の「間」と,度肝を抜く水量の絶妙なるハーモニー。わたくしどもをこの遊覧船に導き,そして「長いものには巻かれろ」という格言をアメリカンジョークとともに体現させてくれたナイアガラ様に編集部一同感謝感激したのであった。

ちなみにおじさんはもはや気力が失せてそのままどこぞへと消えてしまった。その後の無事を祈る。

クライマックスが過ぎると,船内は落ち着きを戻し,離れゆくナイアガラ様の雄姿をバックに各自記念撮影などにいそしんでいる。やがて遊覧船はもときた船着き場に到着し,ナイアガラ観光は終了した。

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(この階段の右側におじさんは隠れた!)

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(それを怒ったナイアガラさまの近景)

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(嵐が去ったあと,編集部ひとまず安心!)

後日談:
なんでも日本人とおぼしき男女の集団がこの遊覧船の2階に陣取り,かなりのハイテンションでびしょ濡れ状態を満喫していたらしいとの報告がありました。知り合いかな?
ちなみに時間を照合したところ,どうやらまたもやムラサキバスに敗退が判明。(0勝6敗)

■7月30日(日)12:25

青合羽党を脱退して,湖畔の通りをホテルに向かって歩く。ホテルにはカジノとともに「ハードロックカフェ」があり観光客でいっぱいだ。

ここで購入された「Hard Rock Cafe NIAGARA」なるTシャツを土産にもらう人達が確実にいるのであろうことを確信しつつ,我々は編集長のたっての願いでカジノへ入った。しかし,ナイアガラでスロットをしてもどうにもこうにも盛り上がらず,かといって大当たりもなく,20分程度で全員すごすごと退散した。それでも筆者にとっては初めての北米ギャンブルであり,「ほう,こんなもんかい」という経験にはなった。

■7月30日(日)12:50

駐車場を出て帰路につくが,昼飯を食べていないのに気がつく。あまり時間がないので,途中のセブンイレブンに寄る。

マクドナルドは日本といっしょであるが,セブンイレブンはちょっと違う。肉まんやおでんのかわりにセルフのホットドックコーナーはある。

これは,自分で好みのドック(Regular, Large)をバンズにはさみ,これまた無造作に置かれているトッピング(レタス,トマト,オニオン,ピクルス,チリソース,ケチャップ,マスタード,マヨネーズなど)をかけてお好みに仕上げるというものである。ほぼ全員これを試す。

飲み物は,北米ではおなじみのドリンクバー形式になっていて,好みの大きさのコップを取り,氷とドリンクを好きなだけ入れて,フタとストローもどうぞ,というもの。コップは Small, Regular, Large, EX-Large, Super EX-Large というふうに日本的な尺度からすると,これはバケツか?というくらいの大きさまである。誰がこんなの使うんじゃ!としばらく見ていたら,地元の少年が当然のように Super EX-Large を手に取り氷とペプシをガバガバガバガバガバガバガバガバガバガバガバガバ(というくらい大きい)と入れて飲みながらレジへ行った。

ああ,いるんだねと納得した。どうだね?と自分の膀胱くんに相談すると,今日は Large にしときなさいと言われたので,筆者は Large に Root Beer を入れてレジへ。

レジ前の新聞スタンドを見ると,地元紙の1面にスタンレーカップに自分の赤ん坊を入れて持ち上げているデビルズのアーノットくんを発見。どうりで「Hall of Fame」になかったわけだ。記念にこれも買うことにした。

買い物を済ませて外に出ると編集部一同,地元少年達に混じって,小雨を避けセブンイレブンの軒先でホットドッグをパクついている。編集長はもちろんホットドックだけでは足りずに,ブリトーなどサイドディッシュを複数購入。あっという間に胃袋へと収めた。(7勝1敗)

■7月30日(日)13:15

120キロを堅く厳守したままくるまはブランプトン方面へと走っている。ブロデューアさまのサイン会はお昼からなので,これはもう間に合わない。我々に残されたのは「カナダにおける総ホッキー化:類人猿編」である。途中天気が小雨大雨また小雨と変化する中くるまはひたすらブランプトン向けて走っていった。2時間ほどを要して前科者が運転する濃紺のフォード・トーラス・セダンは4日連続で偉大なるブランプトン・センターの駐車上に滑り込んだ。

■7月30日(日)15:20

さあー見せてもらおうか!そのサル!という勢いで全員メインリンクに駆け込んだ。
まさにちょうどサルさまがご登場なさる場面に間に合った。リンク上に小さな椅子というかベンチが置かれている。否が応でも盛り上げるぞという勢いのMC,そして会場が少し暗くなり,スポットライトを浴びながら黄色い99番のジャージに黄色いCCMヘルメットをかぶったサルさまは登場した。

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(VIPくん始動!)

両脇にはボディーガードよろしく,供の者を従えている。確かにインラインを装着し滑っている。この姿を見ただけで会場内は歓声というか暖かい笑いに包まれた。しかし,サルさまは歓声に応えるでもなく,至ってまじめに滑っている。少々ヘッピリ気味ではあるが,これは骨格上の問題などもあると思われ,同じ99番を付けたヘルニア持ちの編集長と相通ずるとこかもしれない。

まずはリンクの左サイドに設えたベンチにちょこんと座った。ここで,再度MCによるサルさまの紹介。もう会場は割れんばかりの拍手!しかし,驚くのはこれからである。お供の者がサルさまをリンクの奥へとご案内し,おもむろにパックを取り出した。そしてお供の者が角さん助さんよろしく真ん中にサルさまを挟んで滑り出すと,なんとサルさまもいっしょに滑り出した。

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(助さん角さんを従えたVIPくん)

ここでお供の者がサルさまにパックをパスすると,サルさまこれをスティック(もちろん特注品!)で受け,供のものにパスで返すではないか!サルさまによるラン&パスに会場内は「おおおおおぉぉぉぉぉ!」と,おおきくどよめいた。なんとなく某大学の最初の2足歩行ロボット(たどたどしく動くアレです)やスキーロボットを見たときの人々の反応に似ている。我々も知らず知らずのうちに立ち上がり拍手をしていた。

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(ラン&パスを見せるVIPくん)

次はパイロンの間をドリブルらしきことをする。心配することはない,パックをこぼしてもお供のものがすぐさまフォローするのである。そして会場全体もはやそんな些細なことは気にはしない。これはもう,MVP(最優秀類人猿)というより会場上げてのVIP(最重要類人猿)という扱いである。(なので以下親しみを込めてVIPくんと呼ぶことにした)やがてVIPくんがゴール前に到着。お供のものがゴール真ん前の編集長も外さないだろう位置にパックを置いた。

まさかぁー!!???ほんとにぃぃ!!!???というみんなの期待を背にVIPくんはパックに向かってゆっくりとそしてなおも無心に進んでゆき,これまたゆっくりとスティックを振った!そして○○のように見事に外した!(○○には各自チームの該当者を当てはめて読むように)

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(そしてゴールに向かう・・・)

パックは無情にもわずかに(たぶん30p)ゴールの左側にそれた。固唾を呑んでいた会場中に「ううううううぅぅぅぅ!」とか「ノノノノォォォォォ!」とかいうおおきなため息が流れた。心臓に疾患のある者ならば間違いなく倒れていたであろう。これほどの緊張と弛緩を見る者に与えたにもかかわらず,VIPくんは何事もなかったようにゴール裏を一周しはじめた。

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(1回目失敗。気にしないVIPくん。パックを拾いに行く助さん)

このあいだ,お供の者が再び同じ場所にパックを置く。
悠然とゴール裏を一周したVIPくんは再びゴール正面に戻って来ると,パックが置いてあるのを認めたらしい。(このとき会場内は時計が止まったように静まりかえっている)今度はよりゴール正面からパックに向かった。(気のせいかお供の者が誘導したようにも見えたが・・・)そしてまたスティックを振り上げ,そして振り下ろした。コツンという音がスタンドまで響いて,パックはシュルシュルとゴールに吸い込まれていった。

その瞬間会場内に「ウオオオオオォォォォ!」という歓声が鳴り響き,時計の針が再び動き出したように,周囲に活き活きとした反応がよみがえった。VIPくんは歓声の少し驚いたように見えたが,相変わらずヘコヘコと滑っている。

大変なのはお供の者達である。もう会場の観客にたいして「どおおおよ!!」とばかりにガッツポーズやらバンザイを連発している。観客も「あれはインクリーズじゃない?」とかいうツッコミをする者は皆無で,大いに満足し拍手がやまない。

そんななかVIPくんだけが「もう帰っていい?」と言いたげにお供の者達の興奮しきった表情を眺めている。MCがさらに盛り上げて,VIPくんはさらに1周会場内を滑り,やっとのことで退場していった。

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(2回目は大成功!喜ぶ角さん助さん。背中で語るVIPくん)

■7月30日(日)15:45

VIPくんの興奮が覚めやらぬまま,WOMEN'S の決勝戦 Mission Betties vs Franklin Typhoon が開始された。まさに4日間の闘いの集大成という感じで,お互いにしのぎを削る一戦である。しかし,華麗なる連携とここ一番の個人技に勝る(そしてもちろん鉄壁のゴーリーも)Betties が4−1で勝利した。

この闘いはインラインホッケー発祥の地カリフォルニアと地元でホッケーの聖地カナダ・オンタリオ州による女子ホッキー界の覇権を占う一戦という意味でも意義深いものであった,と勝手に位置づけさせてもらった。

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(やっぱゴーリーでかいぞ!Betties!)

■7月30日(日)16:10

本日のハイライト Pro Final までにはまだ時間があるので,しつこく会場内の特設ショップに足を運ぶ。

今日が最後となると自然と筆者の財布のヒモがゆるんだ。編集長が購入した会場限定 NARCh ワッペン付HYPERパンツ(C$80.00)とEASTONのカーボンブレード(C$60.00)を購入することにした。ブレードカーブはさんざん迷ったあげくにディフェンダー御用達リドストロムを購入。これはあとでものすごいカーブであることが判明した。エージェントは購入をためらうも,みんなが買うと悔しさがつのり,あこがれのサキックを購入した模様。いい選択である。これを見て既に前日購入したはずの編集長も負けじと何か購入している。

■7月30日(日)16:30

会場限定病に陥った筆者はショップを出ると今度は NARCh ショップに直行。さらに会場限定Tシャツ類を追加購入する暴挙に出た。

ここで,ブロデューア君のサイン会に参加するためお昼から会場入りしていた国際派ビジネスマン・T氏と合流。T氏は仕事の途上ポートランドから7時間を要してトロントに駆けつけたというこれまた強者である。

さっそく29氏と結託し,各ブースに出向きいろいろなノベルティーグッズの入手に奔走し始めた。この中で最も執拗に交渉したのは,某MISSIONブース内に飾られたMISSIONファクトリーチームのジャージであった。
ちなみに編集長はショップにて昨年バージョンを購入したが,展示品は今年バージョンである。プロファイナル最終日ということで各ブースともに展示品を放出する可能性が大きいのだが,さすがにこのジャージは貴重品らしく,MISSION の担当者(体型がかなり3Dな人,仮にジミーと名付ける)もかなり手強い。

そこは国際派ビジネスマンT氏,ねばりにねばりとうとうジミーの妥協案を引き出すことに成功。それは,ブース内に設置された謎の小型ホッキーゲームでジミーとの日米決戦を制したら,ジャージを進呈しようというもの。これはもう,ジミーとしてもかなり熱意にほだされ,あげちゃってもいいなぁー的な状態となっているのは明白である。

ここで,日本代表として「最もメンタリティーが日本人離れしている男」29氏が立ち上がった。先日も某カナダチームの選手達に「決定力」うんぬんを講釈されたばかりだ。ここで日本男児としての足跡を残さねば,何のためにブランプトンまで来たのか!という位の気合いが入った我々応援団の期待を背に勝負は開始された。

この時ならぬ日米決戦に MISSION ブースにたむろしてたガキンチョ達もまわりを囲んだ。ジミーは立方体の体を小刻みに動かしながらウォームアップに余念がない。受ける29氏は自然体,といいたいとこだが外人決戦にナーバスになっていたかもしれない。グラサンの奥の目が少しムキになっている。なんか,人混みのテントのなかでの1発勝負は,B級映画などで観るカンボジア奥地の「魔の3角地帯」などで麻薬王との一攫千金を勝負に挑む主人公(そしていつもスッカラカンになる)を思わせないでもない。

そうしてフェイスオフ,試合が開始された。勝負は3点先取だったかもしれない,いや5点先取だったか・・・いまとなっては定かではない。確かなことはジミーは体に似合わす敏捷であるということと,追いつく暇もなく29氏が葬り去られたということである。

ジミーとしてはもう負けてもいい,という余裕が彼を「nothing to loose」な心境にさせていたのであろう。一方の29氏は物欲の炎に目が眩んだのか,ジミーに先取点を奪われるといいようのない焦りに見舞われ,崩れ去っていった。「Sorry....」ジミーはあるはずもない首をすくめながら去っていった。

■7月30日(日)17:00

グッズ入手に失敗した我々は,気分転換に「NATIONAL」へと繰り出した。実は最初に行ってから毎日のようにちょくちょくと行ってはいたのだが,今日は最後の詣でである。

もはや目をつぶっていても売り場がわかる。店員も「また来たか」という感じであろう。最後の買い物と思われるので,編集長はガードル類を物色,エージェントもホッキーパンツを見ている。しかし,いずれも満足するものがなく退散。たぶんこの店舗における過去30年分の東洋人観光客来店者数を3日で更新しつつ,「NATIONAL」に最後の別れを告げた。

■7月30日(日)18:45

再びブランプトン・センターに戻る。

メインリンクは試合がちょうど終わり,表彰セレモニーの準備に入っている。プロを除くクラスの表彰とともに,各スポンサーさまへ感謝を込めて楯風のものが送られている模様。

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(大切なスポンサーさまに感謝)

ここでいったん会場が暗くなると,まずはHYPERさまのニューホイール「Trinity」をフィーチャーしたプロモーションビデオが会場の壁面に上映された。なにやら中世の騎士が戦いに挑むというような内容をモチーフとしたものである。どこかにオチがあるかと思ったら,最後までわりとマジであった。

このあとスポットライトとスモークを一身に浴びて,何やら着ぐるみが登場。よく見るとインラインを履いたNARChベアー(熊)ではないか。手にはなんかタオル状のものを持っている。会場をぐるぐるとまわり,タオルらしきものを投げ込んでいる。どうやらNARChグッズを無料散布している模様。もう会場は物欲の暴徒と化した観客が大騒ぎである。メインスタンドの正面に座っている我々には,残念ながらなかなか来てくれない。やっとこちらに来たが,すでに手持ちのグッズは少なく,こちらの手には届かなかった。

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(見にくいですが熊です)

そうこうしているうちに,会場は再び明るくなり,NARChベアーは手を振って退場した。
グッズをもらい損ねてがっかりしていたのもつかの間,今度は各スポンサーの関係者諸氏がグッズを持って登場,グッズをばらまきはじめた。おおー,筆者は当たりの家系には生まれていないが,これはもしかするともしかするかも,と編集部全員で立ち上がり手を振ってみる。

編集長にいたっては先だって購入したMISSIONのジャージを着込んで筆者の斜め後で大きくアピール!どうやらMISSIONの関係者らしき人がこれを発見し,編集長目がけてT−シャツを投げた。T−シャツは袋に入ったままなので,フリスビーのように回転しながら編集長目がけて飛んで行った,そしてこれを前進し迎えにいく編集長!2つの物体は空中で出会い,以後幸せに暮らしたのでした,というように思えた。しかし,投げたとき不運にも少し斜め回転がかかっていたらしく,途中から大きくカーブを始めたT−シャツくんは編集長の手前で方向を変え,既にあきらめの境地でボォォォーーっと立ちつくしている筆者の胸元に命中。あまりの唐突な出会いにしばし呆然としている筆者であったが,事態を把握した筆者は大きくガッツポーズを決めることにした。

ここから俄然物欲を刺激された筆者は2個目の獲物を狙い,ハイエナ目で周囲を伺う卑しげな者と化してしまった。しかし,もう少しで近くに落下した2個目を手に入れるかという寸前で,人間に戻ることに成功。こちらは後に座っていた見覚えのある別の東洋系女性の手に渡ることとなる。

一方,大きな獲物を逃した編集長は,さらに大きくアピール!先程失投をした関係者が再チャレンジ!もう,誰にも渡さん!!という鬼気迫る表情が功を奏しガキンチョを蹴散らして無事T−シャツをゲット!編集長も無事人間界に戻ってきた。

10分くらいであろうか,配布するグッズがあらかた無くなったところで,今度はEASTON関係者であろうか,シャフトを数本散布する暴挙に出た。これを察知した群衆はすかさず,フェンス際に殺到。さすがにこれはスタンドに投げ入れると危険なので,フェンス際でジャンケン大会風に抽選をして手渡された。うーん,このすさまじさはアメリカもカナダも日本もないなと感心した。

グッズ散布がすべて終わり,落ち着きを戻した観客席で,編集部は戦利品を吟味した。筆者はMISSIONのT−シャツ,編集長はNARChゴールドプレイヤーT−シャツをゲットしていた。「そのMISSIONT−シャツは僕に向かって投げられたんですよぉー,ジャージ買ったから僕のものですよぉー,僕のNARChと交換ですよぉー」と主張する編集長。「どう,さっきブースでもらったTOURT−シャツと交換しない?」と誘惑する29氏。まさにハイエナに群がるハイエナである。果ては子供のように「ちょっと見せてよ」攻撃である。しかし,こちらもハイエナのはしくれ,なんとかこの危機を乗り越えMISSIONT−シャツを守りきった。

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(スチックをめぐるジャンケン大会の図)

■7月30日(日)19:30

いよいよホントにホッキー観戦のクライマックス,NARChPROの決勝である。しかし,残念なことに今夜催されるMHL選手団飲み会の集合時間に間に合わせるには前半しか観られないかも,という緊張感のなか TEAM HYPER vs TOUR MUDCATS の試合が開始された。

まずは両チームの選手がMCとともに入場。そのあとに「オー・カナダ」と「星条旗」の加米国歌斉唱。なんかNHLの会場っぽい雰囲気。そしてフェイスオフ!グッズ散布ではじけた観客が試合の序盤から大いに盛り上がっている。試合は前半 TOUR MUDCATS が拮抗した試合のなかチャンスを確実に決めてリードした。TEAM HYPER も突き放されたわけではない。そんななか,編集部員一同の胸のカラータイマーがピコォーン,ピコォーンと点滅し始めた。

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(PRO決勝です,大詰めです)

■7月30日(日)19:55

もう限界である。トイレじゃなく時間が。編集部一同盛り上がる観客席を後にする時間がやってきた。試合は TOUR MUDCATS が2点リード,どうやら勝ちそうである。4日間毎日通い詰めたブランプトン・センター。通路の一番上で今一度メインリンクを見渡し,なんとなく「さよなら」をして,そそくさと駐車場に向かった。
(あとで確認したらなんと TEAM HYPER が5−4で逆転勝ちしたのであった!)

■7月30日(日)20:30

くるまは夜のフリーウェイをトロント市内に向けてひた走っている。なんかみんな感慨にふけっている風で言葉が少ない。と思ったが,エージェントはやはり眠りについていた。しばらくするとトロント市街の灯りが見えてきた。明日はもう帰国。トロントの夜景も今日が最後だ。

■7月30日(日)21:00

くるまを駐車場においてホテルのロビーに駆け込む。選手団のみなさまも集合している模様。スタッフの方々が全員の点呼をとり,ホテルを出発。向かうはすぐ近くのユニオン駅の地下鉄である。全員切符を買って地下のホームに。1人だったら少し恐いが,これだけいわくありげな東洋人が集団でいるとなんか安心である。地下鉄に乗り,いくつか駅を過ぎると,スタッフの方々から「つぎおりまぁ〜す!」と声がかかる。みんなお互いに気を付けながらホームに降りて地上へと復帰した。

■7月30日(日)21:20

地上はもうチャイナタウンである。FACE団長を先頭にその中の1軒に向かって選手団は歩き出した。目的の店に着くと,なんと店員がまだテーブルの準備をしていないことが判明。そして店員君の1人がわりとノロノロと準備を始めた。これにはFACE団長さすがに吊り目のサムライと化して店員君に早くしろと詰め寄った。みんなが待つなか,10分程度を要してやっと我らの宴会場が設営された。

■7月30日(日)21:30

選手団とスタッフ,そして我々応援団がながぁーーーいテーブル全員着席し,各自ビールなどが行き渡り,FACE団長の音頭で親睦会がスタートした。運ばれてくる中華料理をおいしく頬張りながら,いろいろとお話しがはずんだ。途中各人の自己紹介などもあり,我々編集部一同を代表して筆者も訳のわからぬ挨拶をしてしまった。店員君は料理は運ぶが,ビールの補給が間に合わず,途中からこちらからお店の冷蔵庫に出向いて補充する事態が多々発生した。とはいえ料理はとてもおいしく,編集部一同とても満足&満腹になり(ということは編集長8勝1敗です)幸せこの上ないおつかれ会であった。

■7月30日(日)23:30

料理をあらかた食べ尽くし,デザートまでも平らげた選手団一行の慰労会(←さっきから名前が違うぞ!)は,お互いの労をねぎらうとともに,来年の再会を約束しつつお開きとなった。

■7月30日(日)23:45

中華屋さんから一歩出ると,外は知らないうちに雨が降っている。各人小班に分かれてタクシーやら地下鉄やらでそれぞれホテルに戻った模様。編集部一同は来た路を戻り地下鉄でホテルにたどり着く。

■7月31日(月)0:00

ホテルに着くとしばらく編集部一同とかな1号は編集長達の部屋で一時くつろぐことに。ナイアガラまでの長旅と晴れて前科一犯となったのがたたったのか編集長はもう寝るという。エージェントもすでに眠り姫に変身していた。このまま眠るのももったいないということになり,かな1号とともに2次会が行われているという,スタッフ部屋を訪れた。

■7月31日(月)0:20

そのフロアはかなり煙っていた。部屋によっては廊下のドアは開け放たれ,選手団各人が談笑している。野戦病院を思わせないでもない。そんななか,一番奥のメイン宴会部屋に入っていった。そこにはFACE団長をはじめ,スタッフの方々,男女チームの面々などがおもいおもいにベッドや床に陣取り,これまた宴たけなわであった。お酒はというと洗面所のバスタブにはられた冷水のなかにビール缶が無数,そしてそのまわりにもワインやらウィスキーやらかなりのアルコール飲料が網羅されたコーナーが展開されていた。筆者は缶ビールをもらい,かな1号とともに床に陣取り,話しの輪に加わった。

■7月31日(月)1:00ごろかも・・・

しばらく楽しく談笑していると,やおらホテルのフロントの青年(仮にポールと命名)が登場。いわく「他の部屋のお客様が眠れないと苦情がきています。みなさんお静かに願います。あまりうるさくされると,ご退場を願うことも伝々・・・」とのたまう。しかたないので,各部屋のドアを閉めて,みんなしばらくの間ひそひそ声でお話しを続けることにした。

■7月31日(月)1:45ごろかなぁー?

楽しくお話しをしていると再びドアにノックが。イヤな予感がしてFACE団長がドアを開けると,案の定仏頂面のポールが立っている。「ほんとにもうやめてください。」「マジで出ていってもらいますよ。」「これが最後ですよ。」などという英単語が聞こえたような気がした。各部屋におふれが出て宴会場がしばらく密会場に変身したのはいうまでもない。

■7月31日(月)2:45かどうかもうわからない・・・

ひそひそ声の密会もたけなわであったが,廊下で急に非常ベルがけたたましく鳴り出した。密会場一同悪い予感がしつつも,廊下に出てみる。他の部屋の一般客は「早く下に降りなきゃ」とか「非常階段はこっち」などと話し合いながら,避難しようとしている。

当方としても99.9%非常ベルの原因が予想できるのだが,ここは一般客に混じって非常階段を1階ロビーまで下りてみた。ロビーにつくと既に事態は収拾に向かっているらしく,ホテルの従業員が部屋に戻ってもよいとのこと。なんでも締め切った部屋で集団で喫煙及び飲酒行為に及んだ東洋人観光客の部屋の煙探知機が作動したため(誤作動ではないらしい)とのことであった。なんともはや迷惑な東洋人一行である,と思った。

■7月31日(月)3:00くらいかな〜・・・・・

いったん密会場に顔を出し,「迷惑な客もいたもんだねぇ〜」などといいながら部屋を辞し,自分の部屋に帰った。シャワーに入りいい気分でいると,ふと明日の荷造りがまったく成されていないことが判明。とてもじゃないが朝起きて準備ができる性分ではないので,いまのうちに荷造りを開始する。ここにきて購入品の多さが露呈し,バッグに収納できないという危機におそわれる。しかたないので,いらない衣類などはあきらめてなんとか収めることに成功。そしてそのままZZZZZZzzzzz。

■7月31日(月)7:00

今日は帰国の日という変な緊張感からか,それとも目覚ましをダブルにセットしたからか,とにかく7:00に強制的に目覚めることに成功した。幸い荷造りが済んでいるので,身繕いをして忘れ物等確認後チップを奮発し,部屋をあとにした。1階のロビーにはまだ誰もいない。

1人2人とと選手団が集まりだしたそのとき,昨夜聞き覚えがある非常ベルがまたまたけたたましく鳴り響いた。少しイヤな予感はしたが,そのまま待っていると。泊まり客が急いでロビーに集合している。そのうちホテルの正面玄関から消防隊が突入してきた。警報元と思われるの階に行こうとするがエレベーターが停止しているので,階段を使って上るしかないらしい。

日本選手団もちょうど集合時間が近かったので,かわいそうに,大荷物を抱えて非常階段を降りてきた人が多数発生した。編集長とエージェントも荷物を抱えて階段から下りてきた。FACE団長がポールに確認すると今回はどうやら選手団諸君とは関係のないことらしい。消防隊を撮影しようかと思ったが,早朝で不機嫌かもしれぬ消防隊員の反応が読み切れずに断念した。

■7月31日(月)7:35

部屋のチェックアウトを済ませ,選手団と分かれてホテルを出る。急ぎ謎の駐車場に。今朝がムラサキバスとの最終戦残っている。このまま負け続けではたまらない。バスはまだ発車していないぞ。とにかく134キロ以下で急ぐのだ。カーナビ君の助けも借りてなんとかスムーズにフリーウェイにのって空港に向かう。沿道の見慣れた景色も今日はなんとなく感慨深く写る。そんな感傷に浸りながら後部座席を見やると,エージェントはやっぱり寝ていた。
(最後の車内Agent Status=睡眠9:ドリラー0:会話:1,はやく朝ご飯たべたいわ。)

■7月31日(月)8:15

空港地下のHertzの駐車スペースに到着。くるまを所定のスペースに止め,前科者には笑顔だけを絶やさぬように言いつけて,カウンターのおねえさんに手続きをお願いする。手続きを済まし,カートに荷物類に移し,急いで出発ロビーへと移動・・・・・しかし,なんと選手団のみなさまが笑顔でエアーカナダ搭乗チェックインカウンターに並んでいるではないか!!やはりムラサキバスは異次元を移動しているに違いない,という結論で納得するしかないようだ。ぐやじいいいい。(0勝7敗,ムラサキバスさまのシャットアウト達成)

■7月31日(月)8:30

早朝のエアーカナダ搭乗チェックインカウンターの職員はけだるいらしく,列はなかなか進まない。ディズニーランドに来たんじゃないぞ,と言わんばかりに何回か列が蛇行しながら,やっと搭乗の手続きを済ませた。少し前に並んでいた中国系と思われる家族連れは,親戚風のおじさんと大いに別れを惜しんでいる模様。当編集部は特に見送る人もなく,すぐに出国ゲートを通過し,治外法権の人となる。

そのままTAX FREEの人となったのは言うまでもない。早朝の免税店は,これまた東洋人観光客でいっぱいである。ここで,もらってもうれしくない土産物シリーズを慎重に吟味してとびきりの物を補充した。これで,トロント空港免税店POSシステムに日本人の間違った嗜好データを入力することに成功し,大いに満足する。知り合いとおぼしき東洋人から「米ドルでも大丈夫ですよね。」とか「これは日本にないですよねぇ」などの質問を受けるが,本日は基本的にはすべて自信満々に「はい」とか「もちろんです」と答えることを心がけた。

買い物をすませ,売店にてサンドイッチとミネラルウォーターを購入していると,搭乗のアナウンスが聞こえてきた。急いでゲートに集合。いまだトロント免税店蟻地獄から抜け出せない選手が数名(主に女性)が確認され。スタッフの方々と捜索して捕獲する。晴れて亡命者を出すことなくMHL選手団は機上の人々となった。

■7月31日(月)11:00

ここからはもう,あまり多くを語ることはない。来たときと同じに,食って寝て,寝て食って,また寝た。かな1号は機内食がほんとに好きになったみたいだ。そうして成田についた。密輸業者なども出すことなく全員無事に入国し,成田の到着ロビーにて選手団の方々と握手握手握手。一部ハスキーズの方と,こんなところでなんですが,とスチックの長短について語りあう。最後にFACE団長の音頭で全員で来年も再会を誓いつつ,すばらしいトロント遠征隊は解散し,それぞれがまたそれぞれの日常へと散っていった・・・・・・

ありがとうMHL選手団,そして来年こそは1勝をあげるのだぁ!もちろん当編集部が見ている目の前でぇぇ!!それが北米のどこであろうともぉぉぉ!!!

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(寝て食う,そして起きてまた寝て食う・・・)


7月31日(月)編集長の総括

本日の戦績

vsバス 0勝7敗(最後まで負けかい!)

vs食事 8勝1敗(機内食は含まず。)


「物欲王」購入品

・ホッケーバッグ
・コーチングボード
・WAX付きひも×2
・笛

・本日合計 約104 C$
累計 約904 C$


その他備考欄

・犯罪者約1名(編集長),その他異常なし!


超初心者講座編集部にて・・・・・・

筆者 「フンフンフンフンフン」(なぜかご機嫌でハバナ産の葉巻に火をつけている)
   「ゲホゲホゲホケポケポケポケッホケッホケッホ」
(慣れないのでむせている)
   「やぁー,やっと日記も終わったねぇ〜,チミ。温泉にでも行きたいですなぁ〜」

編集長「・・・・・・」(無言でアホを見つめている)
(背景ではエージェントつゆみが退職金を計算中)

筆者 「熱海かね?鬼怒川?伊香保?それとも秘湯めぐりでもいたしますか?」

編集長「それでは編集会議を始めますか!」(パン!と手をたたいて立ち上がる)

筆者 「そんなぁー,堅苦しくやんなくてもいいじゃん,温泉きめんのにさぁ。」

編集長「なにを言ってるんですか,次回からの講座について打ち合わせですよ!」

筆者 「まあまあ,編集長,急いては事をし損じる,というではないか,ね」

編集長「あんたはねぇ,急いてもらわんと困るんだよ!!!ちょっと日記書くから,とかいって半年もかけやがって!!!うちはなぁー,日記屋じゃないんだよ!!!!超初心者講座なんだよ!!!!それを忘れんじゃねぇぞ,おらぁ!!!ハァハァハァハァ・・・」(ものすごい勢いでEASTON Z-CARBONを装着したLOUIVILLE RED-LITEを振り回している)

筆者 「ひぇぇぇぇぇぇー・・・・」(エージェントの影に隠れる)

エ  「ねがいましてはぁ・・・基本給なぁりぃ,特別手当なぁりぃ,勤続年数なぁりぃ・・・・」(冷静に計算中です)

編集長「とにかく,いま暇こいてるならさっさと次のテーマを決めて執筆を始めていただきます。そして目指せ定期刊行ですからね。」

筆者 「えっ,そんなの初耳。」

編集長「あんたのペースに任せていると,次のNARChまでラスベガス・ネタで引っ張ろうという魂胆がミエミエなんですよ!」

筆者 「そんなことないって。」(う〜,図星じゃー)

編集長「ということで,さっさと執筆を開始してください!チャー・・シュー・・・メェーン!」最近完成したと固く信じているスラップショットを発射)
カァーン・・・コォーン・・・キィーン・・・ブシュ!
(パックが狙ったとこから1メートルほどずれて着弾。天井→壁→壁と経由して,筆者のくわえていたハバナ産葉巻に命中。)

筆者 「殺す気かぁ!!!」

編集長「わかったか!わかったらとっとと書きやがれ!!チャー・・シュー・・・」

筆者 「ひぇーー!!!」(急いで編集室から脱出,その後行方がわからない・・・)

エ  「税額では・・・・チーン!」(計算完了!)


[超初心者講座情報]

■確認されている熱心な読者数
 国際的に1名獲得(バンクーバーでインラインホッケーをしている高嶋さま)現在28名。

■編集部からひとこと
 あと2名で30名の読者に!がんばります!(←なにを?)
 ヘッピリくんのひとりごと:「ふぅ〜ん,NARChって行くのに借金するんだ?」

■超初心者講座アンケート
 めでたく「トロント裏日記」が完結し,当講座では今後の講座の内容について,近々に編集会議を行う予定です。これにともない,熱心な読者のみなさまのご意見も反映いたしたく,アンケート調査にご協力をお願いいたします。尚,応募者の中から厳正と思われる抽選により編集部一同がいちばんあげたいと思った超熱心な読者1名さまにNARCh WinterFinalsのプログラムを1部差し上げようかと思っております。

アンケート内容 
・次回から読みたい講座の内容を教えてください。

1)情報は熱いうちに限る,「ラスベガス1人旅裏日記」を即座に開始せよ。
2)やはり当編集部は超初心者講座である,スティック編の完結にまい進せよ。
3)両方読んでやるから交互に書いてみたまえ。
4)しばらく休息してよし!鋭気を養ってから執筆すべし!(←編集長却下!)


ご応募は当HPの掲示板もしくはheppiri@hoizinger.comまでお願いします。
ということでみなさまの貴重なご意見お待ちしております。


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