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heppi.gif (206 バイト)番外編(NARCh観戦日記)heppi2.gif (207 バイト)

NARCh2001 Winternational

5日目前半


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■1月14日(日)9:30

朝,部屋の電話が鳴った。受話器を取ると団長からのモーニングコールである。日本チームの試合は夜の部であるが,試合見学と団長のNARChサイドとの打合せなどがあるので11時には出発するとのこと。なのですぐに起床して朝飯を食うべし,との指令が下る。受話器を置き,3回ほどそのまま寝ることを考慮したが,ほかならぬ団長さまの指令であるので従うことにした。ブルブルブルブルと4回ほど身震いして支度した。

■1月14日(日)10:00

階下にMHLスタッフのみなさまと合流。朝飯をしっかり食うことになり,店を物色するもやはり昨晩というか7時間ほど前に陣取っていたLE CAFEに落ち着く。アメリカのホテルの豪華朝食セットに目を奪われたが,どうも朝から油モノは受けつけないので,軽めのポーチドエッグとフレンチトーストをいただく。

けだるい朝の会話
団長:「泳いでましたね。」
筆者:「えっ?」
団長:「ほら,部屋の窓から下を見るとまぁ〜るいプールがあるんですよ。」
筆者:「あっ,あれプールですか?」
団長:「プールなんです。たぶん温水。で,泳いでるんですよ人が朝から。」
筆者:「1月ですよ。泳いでるんですかほんとに。」
団長:「え〜,2〜3人ですけどね。」
筆者:「ほぉ〜,ミネソタとかノースダコタの人ですかねぇ。」
団長:「さぁ〜・・・・」
けだるい朝の会話終了

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左(朝のけだるいベガス,ホテルの部屋から)
  右(朝はBellagioもドッカァーンしてません)

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(ふと下を見ると真冬のプール。)

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[拡大図](ん,人が泳いでる?!

■1月14日(日)11:00

アメリカンなパリの街(?)を後にしてCrystal Palaceに向かう。途中ホッキーショップがあるとの情報を得て,店に寄ってみるが本日閉店の模様。品揃え的にも我々(というか主に団長,K王,筆者)を魅了するような在庫状況ではないと判断され,未練なく退散した。

 

■1月14日(日)11:30

Crystal Palaceに到着。初めて白日のもと建造物を見ることに。パリスといい,やはりアメリカ人のヨーロッパ好きは不思議だと思う。リンクのほうは昨日堪能したので,本日はまず各社のブースを覗くことにした。なので,ここからNARCh会場各社ブース特集!!(といっても数社のみ・・・)

MISSION
メインリンク入ってすぐ右手の観客席手前に陣取っている。昨年トロントで発見し,写真を撮り損なったWickedLightのVibeを始め2001年モデルを所狭しと展示している。残念ながら昨年29氏が敗れ去った超小型ホッキーリンクの姿はない。ブースには大人の姿はなく,MISSIONのピーウィーチームの男の子が留守番をしていたのですこし話し込んでみる。「VIBEはどうよ?」と聞いてみると「いいんだけど高いよ!」と子供らしい意見。明日から開催される「Let's Play Hockey」の会場にはかなり大きなブースを出展するとのこと。「明日行くんだ」というと「いいなぁ,券がないんで行けないよ」と大いにうらやましがられる。「将来プロのなるの?」と唐突に訊くと「うん,なりたいね」と即答。いまからファクトリーチームでやっていれば上手くなるのだろう。

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(観客席のわきっちょです)

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(Missionグローブコレクション!)(Missionスケートコレクション!)

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左(トロントで見かけたサス付きフレームVIBEの量産版,VSIにも搭載!)
右(こちらが本命WickedLight版!詳細はまた明日!)

HYPER
メインリンク入ってすぐ左手はHYPERのテントである。もともとホイールメーカーであるが,今回はアパレル系にも力が入る。しかし,LabedaのMillenniumに対抗馬として出したTrinityがいまいち牙城を崩し切れていないのが残念か。でもシールを配っていたので許す!(何を?)

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(ちょっと遠くからですいません)

TOUR
サブリンク側の入ってすぐ右に陣取っているのが,なんか去年トロントで見たのと同じテントのTOUR。品揃えをあまり変わっていない様子。ここはいつもなんか愛嬌がないにゃー,と思いながらしばし我がWickedLightのライバルFishBoneを眺める。

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(まるで去年のトロントでのブースをそのまま移動してきたようなTOURブース)

NEXED
今回一番愛想がよかったブースである。ブースにカメラを向けると,大手を振って歓迎。さあ撮ってくれ,なんなら質問もどうぞ,という体制である。しかたないので,変態スケートV-Formationについて訊ねる。アイススケート感覚が一番体感できるホッキーシューズとのことを力説。ブランド的には新興なのでサービス精神は一番旺盛であった。

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(一番愛想が良かったNEXED。新興メーカーの悲哀かサブリンク側に陣取る)

NARChショップ
実はリンクの入口のメインとサブリンク通路にはNARChショップがあるのだ。いままで見ないふりをしていたのだが,もう我慢ができなくなり,Winter NationalsのTシャツをたまらずに購入。店番のにいちゃんはトロントにも居たので軽く挨拶をするも,相変わらず愛想は悪い。

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(会場を入ってすぐ,すっかりお得意さんなんだけどなぁー,なんかビジネスライク)

 

今回はホテルのほうで展示会があるので,会場でのブースは控えめである。筆者的にも楽しみは明日に残しておきたいので,ここら辺で勘弁してやることにして,メインリンクの試合を見ることにした。
リンク内にはトロントで異彩を放っていた銀ヘル軍団TOURとホイール制作集団HYPERのプロ対決が繰り広げられていた。それにしても相変わらずTOURのピカピカぶりに感心しつつ見ていると,やはり銀ヘルの威力か,HYPERを徐々に引き離していった。

■1月14日(日)14:00

団長の打合せも終わり,筆者もブース探訪を終えた。本日のMHL選手団の試合は夜11:00からであるので,それまで9時間ほど空いている。この時間を利用してベガス郊外にある巨大アウトレットモール「BELZ」に出かけることになった。

■1月14日(日)14:20

ベガス方向に戻る感じでさらに西方に行くと,やがてだだっ広い駐車場を備えた巨大アウトレットモール「BELZ」が見えてきた。
駐車場にクルマを止めて,正面に見えたドアから中に入った。迷子になるといけないので,入ったドアの付近に15:00集合ということで解散。
筆者はアウトレットモールなるものは初めてなので,通路をずずずいぃぃっっっっっと歩いてみたのだが,気が遠くなるほど細長い施設であることが判明した。この果てしない通路の両脇に果てしない数の店舗が営業している。通路の要所要所にはフードコートやメリーゴーランドなども設置されている。仕方ないので端っこまで行って駐車場に出てみた。建物全体をカメラに納めるのは到底無理かと思われたが,駐車場の一番端っこまで移動して,何枚かに分割して撮影してみた。こんだけ店舗があるにも関わらず,ホッキーショップがないのは心外であるが,カレンダー屋さんでアバランチカレンダーとNHL日めくりカレンダーを購入した。

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(駐車場から撮影を試みるが収まらないのです)

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(内部は果てしなく続く通路,カメラもぼやけてしまいます)

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(やっぱ子供は外せないので,メリーゴーランドとかがあります)

 

■1月14日(日)15:00

集合時間になったので,急いで集合場所に戻る。しかし,E姐さんがまだ当施設の制覇にいたっていないとの申し出があり,団長に了承された。やはり女性たるもの,制覇せずにはいられないらしい。次回集合時間は16:00に設定され,T侍を従えた(今回はまさに”従えて”って感じである)E姐さんは雑踏の中に消えていった。筆者はオモチャ屋などをじっくり吟味し,そのあとフードコートにてドーナッツとコーヒーをいただきながらくつろいだ。

■1月14日(日)16:10

集合時間ではあるがE姐さん最後の踏ん張りを見せている模様。E姐さん満足したところで,いったんホテルに撤収することに。本日のそれにしても巨大アウトレットであった。腰に万歩計でも付けておけば良かったとなぜか思うのであった。

■1月14日(日)16:30

パリィスに戻る。
気がつくとまだ食事をしていないことに気がつき,ホテル内のベーカリーにてツナサンドとビールなどを調達し部屋で食べることにした。そういえば日本ではマックなどではお持ち帰りを「テイクアウト」と称しているが,アメリカでは通常「To go」と簡潔に表明するのである。アメリカのマックなどで「ていく・あうと・ぷりーず」といって通じるのであろうかと,ふと疑問に思う。(まあ,発音が通じればOKなのかも・・・)などと考えているうちの注文の品が出来上がった。さすがホテル・パリィス,「To go」のお客さまにはちゃんと紙プレートにプラスチックのフタを付けて運搬しやすいようにお店のおじさんが加工してくれる。部屋に戻りビールで団長と乾杯。ツナサンドをほおばりながら,まだドッカァァァンンンが開始しない平和な風景をしばし堪能する。

■1月14日(日)17:30

今夜のご予定であるが,前述したように試合開始は夜の11:00。それまでは各自自由行動。団長をはじめスタッフのみなさまはベガスのショーにお出掛けらしい。筆者もショーには魅力を感じたが,明晩選手団一同でBELLAGIOでのショーを視察するということなので,本日は一部選手のみなさまのクルマに同乗させてもらい,リンクにてプロ決勝などを視察することにした。なんとも見上げた編集部員根性である(←と自画自賛)(←当然ですbyエージェント)。
リンク出発までにまだ小1時間があるので,カジノにてひと勝負することにした。カジノフロアに降りていろいろとスロットを物色していると,やはり某WKのS氏が既に廻している(目撃3回目)。よくわからないので,新製品らしき「ツール・ド・フランス」という機種で勝負。$100ぐらいをつぎ込んで,一時は$500位は行ったのだが,フルリンク建設費を目指し長居したのが仇となり,結局$200位まで落ちてそのままになる。時間ばかりが過ぎていく感じになったので別な機種に移動し一気に勝負。案の定奈落へ落ちて終了。まあ,1時間楽しく遊べたのでよしとした。それにしても金銭感覚と時間感覚を失う空間である。気がついたら集合時間5分前となっていた。

■1月14日(日)18:45

エレベーターホールに集合し,某FPのS氏が運転するクルマでホテルを出発する。同乗者は某WKのMr.Hやスロット王S氏という構成。Mr.Hは口中まで傷口が広がっていたため,昨日から流動食しか受けつけられない。缶入りの流動食をストローで流し込んでいる。それでも彼は今日試合に行く。なぜなら彼はホッキープレイヤーだからだぁぁぁ!!!と心の中でつぶやいてみた。
車中で昨夜救急病院に行った話しを聞く。なんでも深夜の待合室でたっぷり3時間くらい待たされたとのこと。どうやら小芝居はしなかったらしい。というかそれどころではない迫力の現場だったとのこと。交通事故で血だらけやらヘリコプターで運び込まれやら,まさに「ER]の世界を生で体験してきたらしい。唇を縫うくらいでは主役は無理でひたすら待合室のエキストラを演じてきたのであった。車中でMR.Hと筆者が同い年ということが判明。マッハの勢いでまぶだちとなる。これ以降「よう同級生!!」と懇意にしていただいたのはいうまでもない(帰国後はこれにヘッドロックやラリアートなどが加わることに・・・)。

■1月14日(日)19:20

本日2回目のリンク参上。さっそくメインリンクで行われているプロ決勝Team Hyper(昨年のトロントの覇者)vs Team TourWest(昨年トロントで全員銀ヘルを揃えて編集部に強烈なる印象を与えた)を観ることに。
くしくも昨年トロントの決勝と同じくHyper対Tourという対戦となった。さすがプロ決勝会場は試合前からかなりの熱気がである。メインリンクのひな壇に陣取る。気がつくと,周りに日本人が多数陣取っていることが判明。なんとなく「どうもどうも」という感じで集まって観戦することに。なかでもインライン界重鎮横浜大会の軽妙なる解説つとに有名で,ここまで書くと伏せ字も無意味な某MC.K氏(以下MC.K)がすぐ上の段に鎮座されていたので,栄えあるプロ決勝を生解説付きで観戦するという幸せに興じることができた。いろいろと選手のプレイなどを解説していただいて,多面的に試合を楽しむことができた。
筆者的に興味深かったのはMC.Kがプロの選手がEASTONのF5を履いていないことを大いに憂えていたことである。EASTONインラインホッキーシューズ撤退の噂が流れる中,これはなかなか鋭い指摘であった。MC.Kの名解説のかわりにみなさまには迫力あるE-100RSくんの映像で試合の雰囲気を楽しんでいただきたい。

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(試合開始ぃ〜)

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(銀ヘル軍団健在なりぃ〜)

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(狭いとはいえ会場は満員です)

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(ゴール前の激しい攻防)

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(でもってやっぱ銀ヘルが栄えますなぁ〜)

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(銀ヘルだけじゃないんですね)

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(残り時間が気になります)

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(やっぱもうだめなのか!?という雰囲気ですがほんとは勝ってます)

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(そして試合終了!勝利に喜ぶTeamHyper)

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(ごめんよぉ〜,おれがわるかったぁぁぁ,といっているわけではありません)

こうして試合は会場の熱気そのまま白熱し,7対4でTeam Hyperが優勝した。試合終了後プロ・ディビジョンの表彰式が行われた。プロということで賞金も出るらしいのだが,それで1年食っていけるというわけではもちろんない。下手をするとベガスのホテルで派手な優勝パーティーをしたら消えてしまう額かもしれない。

 

■1月14日(日)20:45

さて,プロが終わったと思ったら今度はレディーズの決勝。
対戦チームはもちろんMissionBettiesとTourRiotである。かたや謎のチーム,RockeyMountainStormを8−0のゴールドで下し,意気盛んなBetties(すみません,ほんとに意気盛んかはわかりませんが常套句なので),迎え撃つは準決で強豪Eastonを4−0で一蹴し,我新たな女王の座につかんと欲す(すみません,突然漢文の授業を思い出したもんで)Riot。手に汗握る(すみません,ほんとはまだ汗かいてません)決勝戦が始まりました。女の熱い闘いぶりはやはりE-100RSくんの映像に任せるとしよう。

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(今日はあいつらただじゃおかねぇー!と言ってる気がする)

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(じゃあ,ちゃんと止めてよ!と言っている気がする)

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(ほんで,フェイスオフ!!)

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(ほいさぁーって感じで放り込んでます)

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(ゴール後ろから狙ってみました)

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(ゴール前のフェイスオフ。NARChバナーも華々しく)

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(入っちゃったぁー???入ってません)

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(再びゴール前,パックが手前に,あぶなぁぁぁーい!)

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(ここから後半,サイドチェンジ。奥に特別カメラ撮影台が見えます)

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(わたし,どうしてもシュートがしたいの!!いいえそうはさせなくってよ!!)

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(ナイスシュート!きれいです)

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(やったわ!わたしやったわ!!)

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(あああ,だめ押しされたぁぁぁー)

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(試合終了!やっぱ強いぞBetties!)

5−3の僅差で冬の女王の座を力尽くで勝ち取ったのはやはりMissionBettiesであった。トロントに続いての王座である。当分の間はBettiesの時代が続くように思える。

■1月14日(日)サンノゼ時間23:30

熱戦を観終えた身ではあるが,こらえきれずにメインリンク奥のショップその名も「PROSHOP ALLSTAR HOCKEY」に入る。
物欲の炎300℃位を背後に燻らせながら,グルグルとそう広くない店内を練り歩いていると,MR.Hも店内で物色中。すかさず発見され手招きされる。なんでもヘルメットのパーツを所望らしく,その旨を店員に告げるとなんと無料で補修交換してくれた。MR.Hはさらにお子様用のホッキーシューズをおみやげに購入する算段らしい。
筆者はかねてより極東の極貧に頼まれし,EASTONの最上級ブレード「Z-Carbon」が激安$49で売られているのを発見。昨年トロントの会場にてC$70で編集部一同購入以来,当講座の標準装備品として認定されている銘品である。通販でも$45程度なので送料・関税を考慮すれば良い値である。店員に聞くと大会前に大量仕入れしたが,瞬く間に売れていったとのこと。近隣のショップでももう在庫はないと断言。筆者が手にしたLidstrom1本がまさに最後の在庫であったそうな。Lidstromを手早く捕獲したのはいうまでもない。あとは某編集部員補に頼まれた丈夫なブレードということで,同じくEastonのKevlarブレードShanahan$45也を持ってレジに向かう。
レジに到着すると,レジカウンターの壁に色とりどりのホイールが展示販売されていた。なかでも物欲の炎と同系色のライトブルーに輝くホイールがいやが上にも目に飛び込んできた。「それはなにある?」とうろたえながら聞いてみると「これはGriper-Liteある」とのお答え。さらに真面目に聞き込み調査を開始した。

筆者「ずいぶんときれいなブルーだよねぇー」
店員「そうでしょ!もうNARCh小僧には大人気!」
筆者「してその性能やいかに?」
店員「安心召されい。これはかの有名なるLabeda社の品にて,性能はあの銘品Millenniumと素材同じくして
   コア部を大幅に軽量化した品なれば,さらなる加速と旋回が可能になりけり」
筆者「どんくらいの硬度なの?」
店員「う〜んとね,Millenniumのオレンジあるでしょ?あれとおんなじ。だけど軽いぶん性能的にはパープルに匹敵するよ」
筆者「耐久性やいかに?」
店員「有り体に申せば,拙者(推定:身長180p,体重80s)が使用するにおよび,
       短時間での摩耗損傷が見受けられるが,貴殿の体格であれば大いに満足この上なし」
筆者「そうかぁー,じゃあ8個ちょうだい。いくら?」
店員「セットで$60だよ。あともう少しすると今度はMillenniumのパープルと同じコンパウンドのやつが出るんだって。色はイエローらしいよ。でもブルー以上に柔らかいと僕なんかは一試合もたないかもね。でもライトブルーとレモンイエローの組み合わせはリンクに栄えるよねぇ〜」

と,こちらのあの手この手(←2パターンしかない)の追及の手に対しまったく動じることなく,見事な切り返しで応じてくれた,アルバイト店員トミー(勝手に命名,推定年齢20歳)とかなり意気投合したのであった。トミーは後ろの壁に積まれているブルーのホイールを全部取り出し透かしてみたりして選別している。

筆者「なにしてんの?」
店員「ほら,気泡とか入っているといやでしょう。なるべくきれいなやつを選んであげるよ」
筆者「それはかたじけない。つかぬことを聞くが,この辺でホッキー用品などを扱う業者はおらぬのか?
店員「実は店主には内緒であるが,近隣にSLAPSHOTなる店舗あり。ここより自動車にて15分ばかりのところなれば,場所を説明してしんぜよう。くれぐれも口外無用にて御免つかまつる」

と尚も変幻自在の対応をみせながら,ひとしきり選別を終えるとえらばれしホイールとブレードを包装してくれた。選ばれざれしホイールはもとの壁に戻された。ちょうど1セットくらい余っていた。さらに紙に「SLAPSHOT」の地図を書いてくれた。なんていいやつなんだトミー。いつか巨大ホッキーショップのオーナーになって俺を極東支配人として雇ってくれたまえ。

スタンドに戻るとK王やらT侍のスタッフに出会う。すかさず戦利品を自慢。K王が「いいなぁ〜,僕も欲しいなぁ〜」とのたまっていた。 

■1月14日(日)23:50

買い物をして物欲が大いに満足したので,今度は食欲の赤い炎がメラメラと燃えてきた。荷物を観戦中のスタッフに預けて,すかさずショップの隣のバー「SLAPSHOT CAFE」に直行。
入口に「Open 24 Hours」と書いてある。ちゅうことはこのリンク自体が24時間営業と言うことか?!
恐るべし不夜城ラスベガス,恐るべしアメリカン・ホッキージャンキー!!
食べ物カウンターにてチキンチーズサラダサンドを注文した。ここのバーは飲み物はバーカウンターで注文するが,食べ物はキッチンに直結している別カウンター(というか窓口ですな)で注文するのだ。カウンター内には当店自慢のシェフ(推定:10時間連続勤務中,もう帰りてぇー光線発光中)が直接注文を受け,自ら調理してくれる。なので当然時間がかかることは明白だ。待つ間ビールをバーで入手し飲む。15分ほど待たされる間に1本飲みほした。やっと窓口にシェフが筆者の注文を持ってきた。もう1本ビールを購入し,スタンドに戻る。さすがシェフ自らが愛情を込めて調理しただけあって素朴だが,この空腹状態ではなかなかおいしい。

スタンドに戻るとK王が見慣れたショップのビニール袋を持って「僕もライトブルーのホイール買っちゃいましたぁー」と,満面の笑みである。「もうこれが最後のセットだったんですよぉー,よかったぁー」とご機嫌である。「それさぁー」と言いかけたが,さきほどのトミーによるホイール選別の件は内緒にしておこうと思った。


後半へつづく


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