
〜 「超初心者講座」 MHLブロンズクラス参戦記念 〜
番外編(NARCh観戦?日記)![]()
3日目

| ■7月29日(土)9:30 |
今朝は再び復活したエージェントのモーニングコールで起床した。時間にきびしいエージェントなので,寝ぼけながらもなんとか人並みに準備を整え,1Fのレストランに降りていく。今日はかな1号もテーブルについている。昨日まで過酷なまでの戦いを我々に見せてきたかな1号,感動をありがとう,疲れただろう,痛かっただろう,もう戦いは終わった,ひとときの安らぎを満喫したまえ。と,うるうる目でねぎらいの言葉をかけようとおもったが,メイプルシロップと生クリームがふんだんにトッピングされたワッフルを一心不乱にパクついて,口のまわりを生クリームまみれにして幸せそうなかな1号を見て即座にヤメにした。負けじとブルーベリー&生クリーム大盛りワッフルを頼みコーヒーとともになんとかお腹に流し込むことに専念する。
| ■7月29日(土)10:30 |
本来ならば今日からNARCh本戦なのであるが,残念ながら予選敗退してしまった日本選手団は本日1日自由行動,フリータイムとなった。ということで,編集部一同(かな1号含む)もきょう一日はホッキーの都トロントを満喫することとなった。
ということで,早朝(←編集部基準)にも関わらず4名様ご一行はホテルを出て,最後の未開地,南東の方向へと歩き出した。とはいっても一応,今回の編集部にて最大の票数を獲得した目的地「Hockey Hall of Fame」(ホッキーの殿堂)がそちら方面にあることはすでに調査済みである。トロントという街はととても変わっていて,街角のあちこちに牛(乳牛系)が放し飼いにされている。しかも,牛さん達はそれぞれボディーにペイントを施されている。さらに言えば歩道に位置して微動だにしない。なかなか不思議な街である。また,早朝にも関わらず日本人と思われる,わりかし屈強な男達及びあきらかにジャージ系が似合う女性群が頻繁にこの地帯をかっ歩していることも記しておく必要がある。
| ■7月29日(土)10:50 |
目的地であるはずの「Hockey Hall of Fame」付近に到着。ここにも牛が。なんかホッキー系のペイントがされていたので編集部一同記念写真をとった。入口と書いてあるところから入場するも,それらしい施設は見当たらず,近代的なお役所ビルという内装である。しばらく内部を歩くと,下りのエスカレーターの横に看板がある。看板の指示に従い下っていくと,やっと「Hockey」のネオン文字が見えてきた。近づくとそこが聖地への入口であった。列にが少し長めなので,まずは入口横のグッズショップに直行する。さすが観光地,いろいろとはずかしいグッズが売っていてかなり楽しい。必ずや帰りに購入していこうと心に誓う。

| ■7月29日(土)11:00 |
意を決して列に並んで入場券(C$12)を購入,編集部一同聖地「Hockey
Hall of Fame」に入場する。ここに超初心者編集部ホッケーメッカ巡礼を果たし,長年の夢をかない一同涙する(←ウソ)。聖地はかなり入り組んでいて何がなにやらわからないくらい広い。そして本日はなぜか日本人と思われる少し屈強そうなグループ客が目立つ。しかも我々と出会おうと会釈など交わす。そして,驚いたことに我々も笑顔でそれに答える。そんなやりとりがあり,まずはホッキーの歴史をたどるジオラマに見入るも,すぐにグレツキーの偉業をたたえる「グレツキーの殿堂コーナー」(勝手に命名)に目を奪われたかと思えば,NHLの勇者達を祭ったコーナーや世界のホッキーチームのユニホーム展示コーナーを堪能した。この他にも「実際にNHLの試合を中継してみようコーナー」や「ロッカールームはこうなってまんねんコーナー」,「カナダはこんなにすごいんだぞコーナー」などほんとに盛りだくさんの内容である。そんななかでも,編集部一同が熱中したのが,「打てるものなら打ってみやがれコーナー」と「止めれるものなら止めてみやがれコーナー」であった。正式にはそれぞれ,世界一の砂糖水製造会社コカコーラ社様ご提供の「Coca-Cola
Rink Zone」及びこれまた世界一のジャンクフード製造販売及び平日半額会社マクドナルド社様ご提供の「McDonald's
Impact Zone」というらしい。
「打てるものなら〜」のほうは前方の100インチはあろうかというスクリーンにゴール及びゴーリーが2Dアニメで映し出されている。ここに備え付け(いろいろと選べる)スティックを使って示されたターゲット目がけてパックを打ち込んでいくのである。数球球打ち込むごとにゴーリーはハシェックからロワ(さらに往年の名ゴーリー多数出演)へというふうに交代(瞬時に書き換え)する。10打ほど打ち込むと,こんどはスクリーンにルーレットのようなものが回るので,そこに打ち込むといろんな得点が入ったりする。最後の1打は力いっぱいスラップを打ち込むと速度が検出される。すべてが終わるとあなたのコントロールやらシュートスピードやらはたまたグレード(AとかBとかCとか)までも教えてくれるという親切さである。この装置は2セット並んで設置されていたので,編集部マッチとして右側で全員参加することにした。まずは永遠の課題「スラップ」を抱える編集長が挑む。クツを履いていないとはいえなかなか忙しいゲームであることが判明した。最後のスラップにいくまでにかなり消耗のご様子。なんとか最後のスラップを決めて終了。2番目はNARChプレイヤーであらされるかな1号がチャレンジ(ちなみに順番は厳正なるジャンケンにより決定)。こちらは先日のオンタリオスラップを喰らった太腿の痛手を感じさせない軽い身のこなしでなかなかの出来。まわりの観客からも「ohhh!」という感嘆の声が挙がっていた。(ちなみにアメリカやカナダ人が全てホッキーが上手いわけでないことをこのゲームで確認。かなりへっぴり野郎を多数目撃)3番目は筆者であるが,超高級グッズに慣れ親しんだ手には無骨な木のスティックは少々ハンデとなってしまった。そして打つタイミングを1回外し,そのままタイミングが外れたままゲームが終わった。かなり最低の出来であった。最後は病み上がりのエージェントである。やはり体力が少し落ちているのを意識してか,かなり力が入っている。多少ゴルフスイング的な大振りになってしまったが,筆者などよりは全然マシである。結果としてはかな1号が優勝したが,もうそんなことは忘れてしまおう。




次は「止められるなら〜」で勝負だ!とやる気満々で挑む。こちらは同じく大型スクリーンに自分に向かって突進してくるグレツキーやらメシエなどの実写映像が映しだされる。参加者は一応ゴーリーメットやらキャッチャーやらの装備をつけてその前に立つ。映像でグレツキーがシュートする瞬間にリンクして,ものすごいスピードでスクリーンに空いている穴(3カ所くらい)からパックが1個飛び出してくる。それを背後にあるゴールに入れさせないようにセーブするというゲームである。映像はたくさん用意されていて,次々とパックが飛び出してくる仕組みだ。最初見たときはパックがビュンビュン飛び交い,「さすがカナダ!ホッケーの前にはPL法もかすむのか?!」と感動したが,当たってもカンカン音がしないのでよく見ると,黒いスポンジ状のパックを使用していたのがわかり少しがっかりしたと同時に,クマドン&サカネゴーリーを連れてきて勝負させたかったと後悔した。いざ勝負というときに問題が2個発生した。1個はこのゲームだけなぜか有料であるということ。さきほどの「打てるなら〜」は世界のマクドナルド様のご英断により無料となっていたが,こちらは世界のコカコーラ様の力及ばずC$5を徴収されるらしい。まあ,それくらいは我々もいい大人であるから,トロントくんだりまで来てガタガタ言わないことにしよう。しかしもう一つの問題はかなり致命的であった。どうやら午前中よりシステムが上手く作動していないらしく,たびたび調整のため中断を余儀なくされているらしい。確かに映像とパック射出機構のリンクは良くできていてすばらしいのであるが,パックを連続して射出しなおかつこれをリセットして繰り返しゲームを行うという点にかなり無理があるみたいだ。10分ほど待っていたが復旧の見込みはなく,しかたなく次のアトラクションへと移動することにした。
このあとは「Bell Great Hall」へと足をはこんだ。ここは殿堂のなかのさらに聖地といった趣で,シックで重厚な感じがする階段を上っていくと,その先に教会のチャペルを思わせる大きなホールが現れる。ホールの中央部にはカナダ版セコムが介在していると思われるガラスケースに入ったトロフィーがいくつも並んでいる。このトロフィーを囲むようにガラス板のポートレートがはめ込まれた壁面がそびえ立っている。展示されているトロフィーは
Vezina(最優秀ゴーリー),Hart(レギュラーシーズンMVP),Calder(新人王)といったいずれもそうそうたるトロフィーである。トロフィーの横にはそれぞれ昨シーズンそのトロフィーを受賞した選手の名前が記されている。筆者がルパンであれば真っ先に侵入するであろう展示室である。ポートレートは殿堂入りしたホッケー界の功労者達のものであり,イラスト及び経歴が記してある。功労者はNHLや選手に限らず,旧ソ連の選手や監督,GM,オーナーなどホッケー界にその貢献が認められた人達が含まれる。昨年はあのウェイン・グレツキーが殿堂入りしている。通常,選手の場合は引退してから3年たたないと殿堂入りの資格を得られないのだが,グレツキーやルミューといった選手は例外的に引退即殿堂入りという措置がとられた。今年は筆者もお気に入りの選手
Dennis Savard
が殿堂入りするらしい。あのNHLの至宝であるスタンレーカップも通常はこのホールに保管されている。ホールの脇に中世の金庫室みたいな部屋があり,スタンレーカップはここに展示されている。本日スタンレー君は昨シーズン優勝したニュージャージー・デビルズのジェイソン・アーノット君宅にお出かけしているらしい。なので,ガラスケースにはかわりにレプリカが展示されていた。神々しいトロフィーのガラスケースに鼻をくっつけんばかりに凝視し,ポートレートの1枚1枚を丹念に頬ずりしているのは,編集部一同で筆者のみであった。このままではあと数時間はここに放心状態のまま留まると思われたのか,エージェントが「もう行くわよ!」というまなざしを送ってきた。「もう少し,待ってワン」というまなざしを返したが,エージェント達はもう待てんと,階段方面へと歩いていく。いつ尽きるともない郷愁を振り払い,筆者も尻尾をまいてキャンキャンキャンとエージェント達を追いかけた。
もちろんホッキーの殿堂当局といえどもC$12で我々を解放してくれるはずはない。崇高なる殿堂の出口は商業的なるグッズショップの入口に直結していた。そして我々は素直にそれを受け入れた。ということで筆者はここで迷うことなくホッキーの殿堂T−シャツ(C$10)とレトロタイプのペンギンズマーク入りT−シャツ(C$24.95)を購入して貢献した。

(特に意味のないカット,スペインとかタイにもアイスがあるのね。)
| ■7月29日(土)12:45 |
ホッキーの殿堂を堪能した編集部一同は再び来た道を戻り,由緒ある建物が見事な駅舎を抜けて今度は南に向けて歩き出した。行く先は筆者たっての希望(←筆者は希望が多い)でトロント・メープルリーフスのホームリンク Air Canada Centre である。7月末なので,試合がないことは重々承知していたが,一目この目で建造物を見ておきたかったのである。線路のガードをくぐり,しばらく歩くと左手に Air Canada Centre が見えてきた。やはり,人気はなくひっそりとしている。そんな Air Canada Centre から東洋人がこちらに向かって2名歩いてきた。やはり本日トロント中のホッケー関連施設に出没してる謎の日本人観光客の一味である。そして,なぜか我々と照れたような会釈を交わすのであった。 Air Canada Centre の入口まで行ってみると,なんか呼び込みをやっているおねえさんがいる。よく聞いてみると, Air Canada Centre ツアーの募集をしているとのこと。あと数分でツアーが開始するらしい。これはチャンスとばかりに,筆者がおねえさんと話し込んでいる隙に,編集長・・・は無理なので,エージェントに切符を購入に走ってもらうことにした。閉閑期ということで,切符売り場の窓口は1個しか開いていない,しかもものすごくやる気がない。なんとか切符を購入してエージェントが戻ってきたので,切符をおねえさんに渡しめでたくツアーの一員になることに成功した。

| ■7月29日(土)13:00 |
「みなさぁ〜ん,こんにちはぁ〜,今回みなさんを案内するパティーでぇ〜す。」という感じでツアーは開始された。ちなみに本当の名前を失念したので今回は便宜上パティーということにしておく。ツアーの参加者は30名くらいであろうか。ほとんどが北米及びヨーロッパ特に北欧系の人達と思われる。極東人は我々だけである。
まず案内されたのが,施設内のにある「リーフスの殿堂」(←勝手に命名)である。ここは
Air Canada Centre
の前のホームリンクであるメープルリーフスガーデンのロッカールームの実物や過去の名選手にまつわる品々を展示していたり,初期に使用されていたザンボーニがあったりと,およそホッケーに関心がないと10秒で飽きてしまうであろうお部屋である。
次は観客席に案内された。ここはスタンドの最上段に位置し,栄光のリーフスの優勝バナーが一同に見渡すことができる。そうはいってもここ十数年は優勝から遠ざかっているので,トロントっ子も気が気ではないらしい。本日はコンサートのための設営作業が行われており,リンク上も観客席で埋め尽くされ,あまり見ることができなかった。シーズンオフにはいろいろな催し物が行われているらしい。その中でもコンサートが最も需要があるみたいだ。リンクの写真を撮っていたらコンサートスタッフに怒られた。なんでもステージのリハーサルは極秘とのこと。こっちはリーフスのバナーを撮りたいんじゃ!とばかりフラッシュをオフにしてさらに撮ることに成功。

場内は広いので移動が大変だ。この移動の間もパティーがうんちくをいろいろと語る。なんで
Maple Leaves じゃなくて Maple Leafs
なのか?(文法的には間違っているが,いいやすいからそうなったとさ)とか絶対デートなどには役に立ちそうにない,小学生などが自慢げに披露したならば間違いなくいじめの対象にもなりうる危険なお話しであった。
今度は秘密の通路を通り,エレベーターで下に下りて,トロント・ラプターズの練習施設を見学した。ラプターズはNBAの新興チームであるが,リーフスといっしょに
Air Canada Centre
を本拠としている。シーズン中はまず氷を張ってアイスリンクを設営する。そしてバスケットの試合がある日はその上に床材を敷き詰めてバスケットコートを設営するとのこと。1日もあればアイスリンクからバスケットコートへ,またその逆も準備できるそうだ。北米ではこのように異なる競技のチームがホームを共有するのは珍しくない。シーズンの半分をアウェイで戦うわけだし,アリーナ側はなるべくスケジュールを埋めたいと考える。特にNBAとNHLは共有が多いし,経営母体が一緒の場合もある。さて,練習コートでお約束のバスケット選手の大足バッシューが登場。観光客一同つきあって驚く。それにしても練習コートとはいえ豪華である。このほかにトレーニングを行うウェイトルームやロッカールーム,ジャグジーなどの施設がリーフス,ラプターズ専用にそれぞれある。日本的な貧相な考えだと,いっしょにしちゃえばいいじゃんと思うが,やはりワールドチャンピオンを争う世界最強のリーグは違うのだ。ジャグジーの床面にはラプターズのロゴがなくちゃいけないし,ロッカーの壁の色もそれぞれのチームカラーでまとめられている。

ということでリーフスのロッカールームに案内された。全体が明るいウッディー調でまとめられている。入口には傘置き場ではなく,スティック置き場があり,壁面にはリーフスのレリーフがどぉ〜んと鎮座している。ロッカールーム内には入ることができなかったが,リーフスのブルーとホワイトを基調にしたエレガントなインテリアはなんとなく身が引き締まる雰囲気,まさに「選ばれし者の館」という感じである。いつか「サロンWL」においてもこのような空間を持ってみたいものだと強く感じた。なぜかこのときは警備犬を連れたガードマンがロッカー内部をチェックしていた。そうそう,コンサート系のスタッフが徘徊しているせいであろうか?

最後に Air Canada Centre
内の一番の稼ぎ頭であるボックスシートに案内された。会員専用のエレベータに乗ってボックスシートフロアに到着。降りると長い廊下にドアが規則正しく並んでいる。このドアの向こうがアメリカンというかカナディアンドリームの究極人生ゲームの「あがり」,「おいでやすロイヤルボックスシートへ,一見さんお断り」なのである。今回はリーフスの人気選手
Tie Domi
さん所有のボックスシートへ侵入した。ボックスシートに入るとまずは10畳ほどの応接スペースがあり,ここでビジネスのお話しやお食事やカクテルなどをたしなむらしい。下界の貧民どもが入場し,試合が開始され貧民どもの歓声が盛り上がってくると,ようやくボックス席の住民はリンクに面した観戦席へとおもむくのである。観戦席は3列になっていてそれぞれ4席くらい,計12名ほどが現世の貴族を味わうことになっている。もちろん年間というか永代契約であり,購入には順番待ちが発生している。選手といえどもそうやすやすとは購入できないらしく,現在所有しているのが判明しているのは,ここのボックスのオーナー
Tie Domi国王及び Curtis Josephこと CUJO国王であるそうな。うちのチームにも「王子」と名乗る(名乗らせれている?)ものがいるので,いつかは筆者も王子の家臣となりこの部屋で高級ブランデーなどを手のひらに薫らせながら,わが王国の将来などについて語りあいたいものである。
さきほど稼ぎ頭といったが,通常チームの収入として一番大きいのはテレビなどの放映権料だが,これはリーグ(NHLやNBA)が包括的な契約を結んで,各チームの市場貢献度などに応じて分配しているらしい(ただしローカル局との契約は除く)。これに加え,チームとしての収入は試合を行うことで得られる入場料収入とチームのグッズの認可や販売で得られるロイヤリティー収入及び販売収入に分けられる。後者についていうと,人気チームが昨今サードジャージやらサンデージャージを製作したり,バスケットでいえばちょくちょくユニホームやチームロゴのデザイン変更が行われるのは,やはり新たな購買意欲を促し収入を増加させるためらしい。(そして,それに気持ちよく踊らされている男がここにいる。)一方の入場料収入であるが,収入は客席数×客席単価により決定する。なので,チームとしてはより客席の多い,そして高額なお金を取れるボックスシートがあるアリーナで興行をしたい。ここ数年,カネイディアンズ(モルソンセンター)ブルーインズ(ボストン・ガーデン)やリーフス(メープルリーフス・ガーデン),キングズ(フォーラム)といった由緒正しきアリーナから移転しているのも,席数や少なかったり高額にシートが設定できないためである。
などとうんちくを重ねたところで,ツアーは終了した。そしてここでもまた当局の陰謀か,ツアーの出口はみやげものショップに直結していた。ただし,「パティーのツアーに参加していたのぉ〜」とかわいらしく言えば10%ディスカウントしてくれるらしい。すかさず,さきほどお世話になったTie
Domi国王のジャージを購入,「パティーのぉ〜」と言おうとしたら「わかってますよ,ツアーの人ね。」と先回りされてしまった。エージェントはさらにすごく,1枚しか在庫のないCUJO国王のジャージをよごれありというアピールでさらに10%オフにしてもらっていた。やっぱり,エージェントおそるべし!
| ■7月29日(土)14:45 |
リーフスのジャージを購入しものすごく満足気な2名を先頭に,今度は北西の方向へと歩き出した。我々の目指すところは,ここのところ深夜にしか訪れたことのない歓楽地帯を抜けた街のはずれにあるはずなのである。ということで全員トボトボとはずれまで来たのだが,それらしい建物が見当たらない。少し不安になりサーチ範囲を広げてみると,何気なくその建物はあった。館の主と同じく,控えめなたたずまい。玄関にある「99」を見れば,心あるものはこの建物に内在する威容に気がつくハズである。編集部全員一列となり,この建物の扉の前で一礼及び柏手をポンポンと打つこととした。そして満面の笑みでその扉を開いた。

(なぜかポーズを決める編集部一同)
ようこそ,Wayne's World.... じゃなかった Wayne Gretzky's Restaurant へ!!前置きが非常に長くなったが,本日トロント・ホッキー聖地を巡る第3弾がまさにここ Wayne Gretzky's Restaurant である。中に入ると正面はバー,そして右手には小さなグッズ販売コーナーがある。よく見るとここにもどこかで見たような東洋人観光客3名を発見。まさにグッズを購入し終わり、出て行くところであった。日本語と思われる言語(「うぃーす」とか「どぉぉもぉぉ」と聞こえたように思う)を交わして彼らは再び街へと消えていった。さっそくウェイターが我々を席へと案内してくれた。もう既にお昼のピークは過ぎていて,店内はほどほどに落ち着いている。そんな中,ウェイター氏は我々のグレツキー度及びホッケー菌感染度及びかな1号の猛烈なる空腹度を素早く察知し,「店内でも一番良いテーブル」(ウェイター弁)に案内してくれた。そこはもう,グレツキーさまの偉業をたたえるトロフィーやらジャージやらが展示されたガラス棚に隣接し,99病の患者にはたまらんテーブルであった。

余談ではあるが,我がチームでは編集長が栄光のNHL永久欠番である「99」をつけているが,これは編集長がグレツキー症候群である,というわけではない。あれはB.F.2年頃であろうか,やっとホッケーをはじめ平塚大会に向けてジャージを作成することとなった。それぞれがホッキーとは関係のない勝手な理由で背番号を決定していた。そんな中,編集中は自分の背番号に悩んでいた。筆者もこんな状況を憂慮し,だれかにホッキー然とした背番号を与える使命に燃えていた。あんたがつければいいじゃん,といわれるかもしれないが,ホッキーにおける背番号の重みを知ってい当方としては,とてもじゃないが「99」やら「66」(←ルミューね)をつけるわけにはいかない。そこで1計を案じて,当時まだホッキー・ウブだった編集長にささやいた
筆者 「背番号はもう決めたの?」
編集長「いやぁー,悩んじゃって決まんないですよ。」
筆者 「そうだよね,そんじょそこらの番号じゃつまんないよね。」
編集長「そうなんですよねぇ。やっぱ大事だと思うんですよ番号って。ちなみに何番にしました?」
筆者 「まずね,ホッキーにおいては番号が大きければ大きいほどかっこいいんだよ。ほかのスポーツではなかなか90番台とかないじゃない。そして,字面というか数字面も大切だよね。残念ながら我が隊員達は50番以内が多いんだよね。」
編集長「ふんふん」
筆者 「ということで僕の場合,誕生日もからめて92番にしようかと思うんだ。ちなみにこれはちょうど僕が尊敬するセルゲイ・フェドロフと大好きなダグ・ギルモアの間数字なんだ。だからもし3人並ぶと91,92,93とかっこいいんだよね。(←並ぶか!!かなり意味不明な意味づけ。ちなみにギルモアは好きだが,フェドロフはそうでもない。クルニコワと別れてからは少し好きになった)
編集長「なぁーるほど。そうっすねぇ。90番台はかっこいいですよね!」
筆者 「そうだろぉー,おだけくん。さぁ,きみもいっしょに90番台を付けよう!」
編集長「それじゃあ,93番とか97番とかどうでしょう?」
筆者 「93はほれ,久美ちゃんとかがつけたいかもしれないし(←ほんとです),97じゃねぇ,いまさらラッキーセブンでもないでしょう。」
編集長「というと91番とか,98番とか?」
筆者 「(少しいらだつ)おだけくん,あのグレツキーくんがちょうど99番なのだよ。あのホッキー栄光の記録の数々をうち立てた男にあやかって,99番なんてのはどうかね?なんせこれ以上大きな数字はないのだよ!まさにかっこよさの極限!」
編集長「99番?おおおぉー,いいかもしれない!でもだいじょうぶっすかねぇー?」
筆者 「(しめしめ)うん,大丈夫!男たるものそのくらいの意気込みを背番号に込めなくてどうする!目指せインライン界のグレツキー!」
編集長「ところでカリヤは何番でしたっけ?」
筆者 「(あせあせ)カ,カ,カリヤは脳震盪で倒れておる。いまは付けない方が無難じゃ。」(←風水師かあんた?)
編集長「そうですか。99番か。うん,いいかもしれない!99番に決定!」
筆者 「・・・(ふふふふふふ)」
と,おおよそこのようなやりとりの末,我がチームにも99番が誕生した。本人的にも満足な日々が続いたが,そのうち大会などに出場が増えてくるにつれ,編集長は99番の宿命を味わうこととなる。まず,当然ながら対戦相手にかなりの確率で99番がいるのに目が点になっていた。それでもネームが違えばまだ差別化ができる。しかし,ある日編集長の当時のネーム(POCHI)といっしょのネームを入れた99番まで出現し,これにはかなりのアイデンティティーの消失を受けた模様(今日ではodakeになってます)。また,素人チーム同士の対戦では相手の戦力がよくわからないので,99番をつけているやつが一番ホッケーバカ(もしかしたらメチャウマかも・・・)と判定され,厳しいチェックを食らうこととなった。これには少しばかり後悔をした模様であった。このような苦難を乗り越えて我がチームの99番は今日も元気にホッケーをしているのであります。なにはともあれ「うちんとこの99番に歴史あり」のコーナーでした。
というわけで今の編集長にとってはこの「99」を冠したレストランに特別なる思いをはせるのもうなずけることだ。それともかな1号同様,単に空腹なだけなのだろうか。その目はきらきらを輝いていた(ように思う)。まずは全員メニューに目を通す。メニュー全てがホッキーにちなんだネーミングになっている。そしてその中でも一番目立つところに大きく出ているのが「The
Great One」というハンバーガー・コンボである。これが有名なバンズに「99」が刻印された当店きっての名物なのである。女性陣はこのようなる子供じみたフィーチャーに惑わされることなく,おのおの食したいものに決めていった。筆者としても,あまりの大上段,直球ど真ん中な一品には面食らったが,やはり誘惑には勝てず編集長とともに「The
Great One」を注文することとなった。飲み物とオニオンリングをつまみながら店内の展示物を眺めていると,入口近くのテーブルに見慣れた外人(ちゅうかここでは我々が外人?)の集団が。よく見ると
Mission Betties の選手諸君及び Mission
のスタッフらしい人達である。本日の決勝ラウンドは夕方からなので彼女たちもこの聖地に参拝しにきたらしい。さすが,外人,メニューの一区一区に盛り上がっている。そうこうしているうちに,メインディッシュが運ばれてきた。エージェントは巨大ミートボール入りスパゲッティー,かな1号はドリア系,そして我らお上りおばかさんコンビの前には「The
Great One」が目の前に運ばれた。これを単なるハンバーガー・コンボと片づけるのは簡単ではあるが,このバンズに刻印された「99」を手に持ってニッコリという絵はぜひとも押さえておかなければならない構図であった。編集長満足げな表情で1枚パチリと撮影。そして勝負開始!さすがにこの時間まで食べていなかったので,みんなしばしは無言のままムシャムシャとありついた。なんの変哲もない「The
Great One」バーガーは編集長にとってはまったくとるに足らない相手と思われたが,思わぬ落とし穴が存在したのだ。我々はバーガー部に気を取られ楽観していたのだが,実はフレンチフライ(というかポテトね)こそがこの「The
Great One」さまが仕掛けた勝負なのであった。食えども食えども減ることがないポテトに筆者は即座に降参。「このポテトおいしいよぉ」と言ってかな1号とエージェントへバトンを渡した。しかし,カナダと真剣勝負をしている編集長はそうはいかない。それはもう,底なしポテト攻撃を跳ね返そうと必死である。まさかこんなところで不覚を,と先程食べたオニオンリングを後悔している。その目は徐々にグレツキー状態,いやグロッキー状態(しまった禁断のオヤジギャグを使ってしまった!)になっていく。そうしてとうとう編集長は「The
Great One」の軍門に下ることとなった。合掌。4勝1敗。

(敗北前の編集長,この笑顔がいまとなっては痛々しい)

(これが編集長をうち負かした「The Great One」の雄姿である)
予期せぬ敗北に打ちひしがれる編集長をよそに,早々と試合放棄した筆者及び宣戦していないかな1号とエージェントはもちろんデザートに移った。これまた,カナディアンというかアメリカンなアイスやらパイ生地系のケーキを頬ばり満足度120%に達した。
食事をすまし,コーヒーなどを飲んでいると,我らのウェイター・マーク君(仮称)が話しかけてきた。どこから来たのとか,インラインホッキーやってる,とかの話しをしたあと,グレツキーはここに来るの?と聞いてみたら,なんと2週間前に来店し,いま我々が陣取っているテーブルで食事をしたとのこと。なんでもテーブルにそのときサインというので,マーク君が指さすとこを見ると確かにエージェントの前にグレツキーのサインが。周囲にノコギリを探してみたが,見当たらずテイクアウトは断念せざるを得なかった。(ついでに写真を撮るのも忘れた)ということでグレツキーは1〜2ヶ月に何回かは登場するらしい。
マークにこの周辺でホッキーグッズが買える店がないかを問うてみたが,どうやらマークはホッキーをやらないらしく,あまり明確な答えが返ってこない。でも,メープルリーフスガーデンにプロショップがあると言う。簡単な地図を書いてもらって行ってみることにした。(実は筆者的には押さえておきたかった名所であった)
マークにチップをはずみ(後に少し後悔するが・・・)会計を済ます。バーの奥にあるトイレに向かうと廊下がちょうど展示棚になっていて,ここにはかなりレトロなグレツキーメモラルビアが並べられていた。最後にグッズショップを覗くと,敗北者が敗北者らしくT−シャツなどを物色している。こちらも負けじと,エドモントン時代のレプリカジャージを購入しようかと思ったが,C$300の壁は厚く結局グレツキーT−シャツを2枚購入した。

(店内にあるホッケーゲーム)
| ■7月29日(土)17:00 |
ホテルにとって返し,いまだ不明瞭会計の駐車場から車を出して,メープルリーフスガーデンに向かう。ホテルから見ると北東方面である。しばらく進むとかなり旧市街的な町並みになる。いわゆる普通の市街の住宅地といった感じで,中層階のアパートや商店が並んでいる。そんな一角にガーデンはたたずんでいた。先程見学したどこか金属的でクールなイメージの Air Canada Centre とは違って,こちらはどちらかというと庶民的で暖かい雰囲気を漂わせている。一昨年 Leafs が Maple Leafs Garden から Air Canada Centre に移転するときには盛大なセレモニーが催された。往年の名選手や現役選手を含めトロントにゆかりのホッケー関係者が一同に会し,会場内に飾られた優勝バナーを降ろし,それを Air Canada Centre へと引き継ぐという儀式があった。北米はヨーロッパに比べるとまだまだ歴史が浅い。そういった中で,短いながらも伝統を築いていこうという意識の現れがホッキーにも根付いている。さきほども書いたが,グレツキーもトロント郊外の出身であり,プロ入り前は地元のピーウィーリーグやOHLでプレイしていた。ドラフトなどなければ本人も Leafs でプレイしたかったはずであるし,オンタリオ人にとってはいまでも「おらが選手」なのである。かくのごとく栄光に包まれた,Garden もその主がいなくなったいまとなっては,こころなしか寂しげでかなこぢんまりしているふうに見える。。通りの裏手に駐車場があったのでそこにくるまを止めて正面にまわってみる。正面ゲートは閉まっているが,ゲートのガラス窓を通して内部のロビーを窺うことが出来る。かつては活気にあふれていたはずのガーデンもいまは人気がなく悲しげである。ふと見ると小学校低学年の男の子を連れた親子が同じようにガラス窓から内部をうかがっている。たぶん観光でトロントを訪れたのであろうか。父親が息子に見せておきたかったのか,それともノスタルジアを解する息子なのか定かではないが,なんとなく筆者と目を合わせてからしばらく中をのぞき込んでいた。正面ゲートの右脇には付属のグッズショップがあった。中に入ると,先程の Air Canada Centre を1/4くらいにした品揃えでリーフスグッズが展示販売されていたが,こちらのお目当てのホッキーグッズは販売していない。やっぱりマーク君の記憶は間違っていたのだ(というか我々の要求が無謀なのか?)。店員はアフロアメリカ系の青年(というか少年に近い)と白人系の青年である。親子連れも入ってきて店員に会場内に入れないかと聞いている。今日は特にイベントもないので会場内は入れないらしい。それでもロビーまでなら入れてくれるとのこと。店員にホッケーグッズが売っているお店をしらないか聞いてみたが,やはり本人達はホッケーには縁遠いらしく,あそこにあるかもとかいやこっちだと,なかなかはっきりしない。それにしても,ホッキーの都トロントに来れば誰もがホッキージャンキーであると思うのは,当方の見込み違いみたいだ。まあ,東京の誰もが空手や相撲の名人という訳でもないし,香港人が全員クンフーの達人というわけじゃない,というのと同じかとも思った。でもやっぱ仮にもホッキーにゆかりのある店にお務めなのだから,もう少し知っていても罪にはならないんじゃない?と勝手な要求をしたくもなる。編集部一同外に出て駐車場へと引き返す。筆者といえば少し感慨にふけり,通りの反対側からもう一度 Maple Leafs Garden を眺めたくなった。1人通りを渡ってしばし静かにたたずむ建造物を眺めてみた。眺めるにつれ,ふと華やかりしころの喧騒が見えた気がした。気がつくと通りの反対側でエージェントが目配せをしている。くるまの来るはずもない右側に注意して通りを渡りワンワンワンとみんなと合流,駐車場に戻った。ホッキーショップはなかったけど,ここに来られて良かった。悪くなかったよマーク君,ありがとう。

| ■7月29日(土)18:00 |
さて,理想のホッキーショップに出会えないでいる編集部一同ではあるが,本日もそろそろブランプトン・センターへと進路をとった。というかもう方向感覚がなくなっているので,カーナビ君に「ブランプトン」と入力し全てをゆだねて,編集長はその手足となりくるまを操舵しているといったほうが正確かもしれない。本日日本選手団の試合がないにもかかわらず,なぜ我々がブランプトン詣でをするかというと,プラチナクラスのレディース本戦及びNARChプロクラスの本戦が行われているからである。今回の当編集部の3大目的はかな1号応援,グッズ類安価取得,そして極上のインラインホッケーを観戦なのである(筆者的にはCNタワーも含まれる)。過去2日間かなりの数の試合を観戦してきたが,いままでは予選,NARChの熱戦はこれから,という感じである。
| ■7月29日(土)18:45 |
カーナビ君に操られた編集長が操舵するところの濃紺フォード・トーラスは無事見慣れたブランプトン・センターの駐車場にたどり着いた。これからはまさにホッキー道楽観戦,北米最高峰のインラインホッキーをじっくりと観戦しようという算段である。といいながらもなぜか今日もショップに急行,何か見落としてないかを執拗にチェック(当然ながら特に変わったことはなく終了)。今度こそほんとに試合観戦に臨むぞ!
| ■7月29日(土)19:15 |
と思いながら,通路を歩いていると,CCMをフル装備したチンパンジーのポスターがあちこちに貼られている。そういえば初日からあったのだが,あまり気に止めていなかった。よく見ると「M.V.P.」と書いてあるが,どうやら映画のポスターらしい。MVPは Most Valuable Player をもじって,Most Valuable Primate(最優秀霊長類)という意味である。さすがカナダ,チンパンジーも大変である。でも絶対日本では公開されないな。などと思っていたらなんとこのチンパン君が明日会場に来てショーそしてサイン会をするらしい。ショーはわかるが,サイン会って?すこしカナダがわからなくなった一瞬である。
| ■7月29日(土)19:45 |
まずは当然ながら,Mission Betties の試合に急行する。Women's の準決勝2試合目。相手はおなじく Mission 系列の Mission Hurricanes である。かたやファクトリー,かたやオンタリオの強豪の身内対決という感じ。昨日まではMHL選手団がらみ試合中心に観戦していたので,Bettiesちゃんにかなうチームがあるのかという疑問を持っていたが,いるんですね北米には。かなり互角の動きをしていてスリリングな試合である。それでも結果は3−0で Betties の勝ち。なんでも,Betties のゴーリーはNHLにも所属したことのある女性(と書いて’ひと’と読む)だとか。デカイし上手い!いいもん観させてもらいました,と全員でリンクに向かってひれ伏す。
| ■7月29日(土)20:30 |
しばらく,ジュニアなどの試合を見つつ,各自売店で購入したビール&ナチョス類などを手にメインリンク,キャフェテリア観戦席に集合した。ここはキャフェテリア側のスタンド上部にあり,ドリンクやお食事を置くテーブルが備えられていて便利である。ここからは大人の時間よ,とばかりに「プロの部」準決勝が始まった。第1試合は第1シードの Team Hyper 対 Team Mission Black である。Team Mission にはもうひとつ Team Mission Yellow というチームが参戦していたがそちらは予選ラウンド敗退。ということで Black 軍団が Mission の威信をかけて登場。Hyper といえばホイールメーカー,Mission は重要な顧客であるはずだ。「まあまあ,ブラックさん今日はひとつお手柔らかに。」「おう,ハイパー元気か?わかってるんだろうな,えー!」「そりゃあもうブラックだんな,ぬかりはございません。あ,ほれここにズドンと一発打っていただければ,あとはもう手前どもでやっときますんで,ハイ。」などというやりとりはまったくなく,Team Hyper が9−2でブラックさんを葬り去ったのであった。

| ■7月29日(土)21:10 |
観戦場所移動のためふたたび通路に出ると,今度はチンパンではなくまちがいなく人間のポスターが貼られている。近づいて見ると,なんと我らが(というかオラが)デビルズの守護神ブロデューア君ではないか。これまたなんと明日サイン会のため会場に現れるとのこと。どうやらギリギリになってイベントが確定したらしい。それにしても,NHLの新世代を代表する,スタンレーカップ優勝ゴーリーさまと黄色いヘルメットをかぶったチンパン君が時間がずれるとはいえ,同じ会場でサイン会とはいかがなものか。カナダ人の懐の広さに感動しつつも,これを見てブロデューア君激怒しないのかと心配になる。おまけにもしチンパン君のほうが大入りだったらと思うと,デビルズファンとしては気が気でない。ただでさえ,地元ニュージャージー/ニューヨーク地区ではレンジャーズ人気の影に隠れているのに!トロントくんだりでチンパン君に人気をさらわれてはブロデューア君も救われない。やっぱブロデューア君も負けじとなんかショーをやるべきであろう,との結論に至る。
| ■7月29日(土)21:30 |
ふたたび各自必要に応じてビールやチーズバーガー・チリドッグなど補給しつつ,メインリンク集合。「プロの部」準決勝第2試合,第2シード Tour Mudcats 対 Team Tour West の対戦。こちらは先程の Women's を彷彿させる Tour 勢同門対決。もうホッキー観戦3日目となると我々の観察眼も鋭くなっている。それを象徴するように我々の目は Team Tour West のシルバーメッキヘルメットに釘付けになったのであった。そう,このチームなんと全員が強制支給されたと思われる銀ピカヘルメットを着用の上,ベンチ前に集合なのであった。遠くからみると,照明に反射し渋く輝くパチンコ玉のような物体が,リンク内をものすごいスピードで複数移動しているのである。これはもうたまらない!我々も過去,チーム名などで幾ばくかの笑いをとったものであるが,まさかヘルメットで笑いをとろうとは,さすが Tour さまである。でももちろんみなさんプロであるので,だんぜんオモロカッコイイのである。なぜなんだろう,動きはほんとにすごいのになぜか編集長とともに笑みがこぼれてしまう。それほど不思議な力を持ったヘルメット軍団であった。残念ながらその力はホッキーには及ばず,Tour West の面々は我々の網膜にその銀色の残像を残しつつ,Tour Mudcats の前に1−2と惜しくも散っていったのであった。合掌。

(銀ヘルがまぶしい,Tour West)

(銀ヘル軍団休憩中,Tour West)
| ■7月29日(土)22:30 |
なんとも長い一日が終わり家路,いやホテル路につく編集部一同であった。カーナビ君のおかげで迷うこともなく(ちゅうか3日目なんでそろそろ土地勘も出来てきた)ホテルへ到着した。
| ■7月29日(土)23:30 |
編集長は運転マシンとしての機能を最大限に使ったため,もしくは
Wayne Gretzky's Restaurant
での敗北のショックからか,早々とお休みになられた。明日もあるので,当編集部的にもそのほうがありがたい。残されたエージェント,かな1号と筆者は筆者の強い要望により夜の街へと繰り出した。そして例の歓楽街地帯へと歩いた。そして店がなかなか決まらずにさらに歩いた。挙げ句の果て,ある店ではエージェントとかな1号が身分証明証がないので入店を断られた。そして2人ともいたく喜んだ。「まぁ,二十歳以下と思われたのよきっと!でもそんなはずないっか!」とエージェントもまんざらではない。トロントは女に優しい街だと思った。が,口に出すとぶっ飛ばされるので黙っていた。ようやく,初日に見かけた大型ゲーセンの1階にある無国籍バーのようなところに収まった。せっかくなので多国籍のビールを注文し,みんなで乾杯!つまみはタイ・中華系の生春巻きやらチャーハンなど,思いも掛けずしょう油味に出会う。かな1号の初海外の感想や,エージェントの
Mission Betties
分析など聞きつつ,トロントの夜は更けていくのであった。
| ■7月30日(日)1:00 |
かなりよい気分になり,ホテルへ戻る。帰り道,少し裏道を通っていたら,昼間は気がつかなかったが,あちこちにクラブがあり,そのそばで若いトロントっこ達が気勢をあげている。といっても,危険な感じではなく「元気だぜぇー!」という感じで微笑ましい。
部屋に戻って地元テレビをしばらく見る。まだカナダテレビ事情が飲み込めないので,でたらめにチャンネルを回してみる。どこかにカナダのデビット・レターマン(アメリカで大人気で大金持ちの深夜のパーソナリティー)がいるのだろうが,見つからずにそのまま記憶が薄れていったぁぁぁぁ...........zzzzzzZZZZZZZZZ........
7月29日(土)編集長の総括
| 本日の戦績 vsバス 0勝5敗(本日はお休み)) vs食事 6勝1敗 「物欲王」購入品 ・グレツキーTシャツ ・本日合計 約250 C$ その他備考欄 ・今日はみんな健康で良い子の一日でした。 |
えー,昨年末完結を謳いながら,みなさまの予想通りいまだ終わらない「トロント裏日記」でございますが,お楽しみいただけたでしょうか?有言不実行を愁い,そのまま執筆意欲を失い筆者は失意のまましばらく反省の旅に出ておりました。(←うそつけ!ベガス界隈ではしゃぎまくっていたとの報告あり!by編集長)その上,MHL編「表日記」が一気に公開そして完結という由々しき事態に,編集長も激怒か!?(いわく,「いつまでチンタラやっとんじゃワレ!!!)ということで,2月は執筆促進強化月間と認定。さらに,このまま遅筆状況が続いた場合は,事態を抜本的に打破するため,ドラスティックな手段が執られる可能性があるそうな,というくらいの危機感で執筆する所存です。(←もういいからね,はやく帰って寝なさい。by編集長)
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「そのとき時速134キロ&サルサルサルゥゥゥ」
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確認されている熱心な読者数:強引に1名獲得(ミヨさま)。現在27名。
編集部からひとこと:今月は熱心な読者獲得月刊です。ご応募お待ちしています。
ヘッピリくんのひとりごと:「えっ?カナダではサルもホッケーするの?」