インサイドストーリー

 

2000年9月チーム名決定

あれは、平日の夜の練習の後のことだったよね。
アメージングスクエアの外で、みんなで地べたに体育座りしてさ、
あれやこれやと話し合ったっけ。
その時に最終候補に挙がっていたのは、
「豊島クイーンズ」「ジェットストリームス」だったけど、
中には「チーム茂呂重機」なんてすごい名前を考えたメンバーもいたよね。
結局、最後はNHLのキングスをパロって
「QUEENS」にしようってことになったんだけど、
ユニフォームのロゴの「Los Angels」に相当する部分に
結成地の「Toshima(豊島)」を付けるか付けないかで、
面白いエピソードがあったっけ。
チーム結成の際には、チーム紹介のページでお話ししたように、
ある程度実力があり今後も成長が期待できるメンバーを集めた訳だけど、
結果的に見て、何故か平均年齢が高いチームになってしまった。
「としまくいーんず」って響きを聞くと、どうしても自分たちとは切っても切り離せない
ある別の言葉を連想してしまう。
「豊島クイーンズ」の案を出した私もどちらかというと、
既に若者を引っ張っていく側の年齢に達していた訳だけど、
そういうのも面白いかな、なんて半ば思っていたのね。
元々、ホームチームもそれ系の名前だし。
でも、約1名、絶対に譲らなかったメンバーが・・・。
結果、現在のように「Park」を間に入れることで落ち着いた。
しかも、正式名称には「Toshima Park」の部分は入れないって条件で。
今でも、あの時の、強固なまでに引き下がらなかった彼女の必死な態度を
思い返すと、じんわりと可笑しみが 込み上げてくる。
多分、それは私だけじゃないと思うよ。>○○さん
 

2001年9月MHL 6th Seasonブロンズクラスにめでたく参戦

CCM PREMIUM LEAGUE 1st Season と NARCh 2001 日本予選が
5月に終わり、関東大会も6月に終わってしまって、
QUEENSとしての活動が一段落ついた頃だったかな。
来シーズン、どうして行こうかみんなで集まって話し合ったんだよね。
そんな折、
「MHLのブロンズクラスにQUEENSのメンバーで出てみたい」って言う
希望者が現れた。
それまで、QUEENSメンバーの大半は、MHLでは
それぞれのホームチームで男子に混ざって、
ブロンズクラスに出場していて、
5on5と4on4を完全に切り離して考えていたので、
この案は当時のQUEENSにとってはとても画期的だった。
中には、その案を聞いた瞬間、目を輝かせた者もいたし。
CCM Wild CatsさんやTeam Black Biscuitさんがやっているように
MHLに参戦することで、
普段はバラバラのチームにいて
一緒にプレイできる機会が持ちにくいというマイナス面を
少しでも補いたいということになったんだよね。
そして、7人のメンバーが集まり、
「petit Queens (プチクイーンズ)」ができた。
しかし、
MHLブロンズクラスに参戦できるかどうかは、抽選次第。
くじ運だけが参戦の決め手となる。
8月、
メンバー内の超ホッケーバカ&旅行好きが集まって、
京都・岡山の旅に出た。
京都には観光に、
岡山には、大阪のお友達チーム「Maple Honey」さんと一緒に、
3on3の大会に出るためと、
全米プロチーム対全日本チームとの国際親善試合を観るためだ。
京都で2つの神社をお参りし、その両方の神社で
「MHLブロンズクラス当選」を祈願した。
2001年9月3日、
とうとう抽選の時が来た。
こういうことにかけては引きの強い私が前に出ることに。
20番以内であれば、当選確実・・・。
転がり落ちて出てきた玉の番号は13番だった。
京都の神々さま、本当にありがとうございました!
 

2001年クリスマス、天使が舞い降りる

「天使」とは、さおぴ〜のことだ。
その歳若干10才、まだ小学校4年生、遊びたい盛りのお年頃である。
自分にこれくらいの歳の子がいても不思議ではない・・・。
さおぴ〜のことなら、MHLに長く参戦している人なら
ほぼ全員が知っているだろう。
それだけ、試合や会場でよく見かける「ホッケー大好き少女」なのだ。
この歳で大人をからかう無邪気さと愛らしさを持っている。
その彼女が「QUEENSに入りたい」と言っていると
お父さまからお話を頂いた。
一瞬、耳を疑った。
「何故、またうちに??」
本人にも直に確認してみる。
確かに「入りたい」と言っている。
勿論、断る理由などない。
彼女は体のハンデこそあれ、大人顔負けのプレイを垣間見せる
これからの成長が非常に楽しみなホッケープレイヤーだ。
何と言ってもその可愛さは、母性本能に目覚めて久しい
我々には、強力な武器なのである。
天使が始めてやってきた最初の練習日、
QUEENSメンバーは少し緊張気味だった。
今まで、こんなに小さい子と一緒にプレイをしたことがないのだ。
さおぴ〜の方はというと、持ち前の魅力と適応力で
徐々にみんなに打ち解けていっている。
あちらこちらで、さおぴ〜を中心にして笑みがこぼれる。
「甘やかさずに修行させてやって下さい。」と、お父さま。
でも、さおぴ〜は自分から熱心に練習に取り組んでいて
全くその心配はない。
彼女とプレイすることは、 我々にとっても喜びである。
この日、QUEENSには、それまで感じたことのない
さわやかで優しい風が吹いていた。
 


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