スター選手インタビュー

 

 

  
 

――世界大会では、初出場にして、16ヶ国中5位だったんですよね。私も日本にいて結果聞きながら、一喜一憂してましたよ。
 

高山 そうですね。今まで海外でずっと勝てなかったのは、きっと、アイスホッケーの連中を連れて行って、アイスホッケーの人たちの中でも「インラインなんて」って思ってる人たちしか連れて行かなかったからだと思うんですよね。こうやって「インラインをまじめにやっている人たちを連れてったら、日本でもこれくらいの結果出るんだ」っていう良い例になったと思いますよ。
 
  ――そうですね、今回行かれた方々
  は、インラインを楽しんで、一生懸命
  やってる、しかもそのトップクラスの
  方々ですよね。
 
 高山 だから良かったんじゃないですかね。
  ――そういう方々とは、それまでは敵だったりした訳ですが、合宿でいきなり組んでみて、一緒にプレイしてみてどうでしたか?
 
高山 うーん、ものすごい面白かったですよ。高望みができるっていうか。自分が「こうしたいなぁ」と思い描いてたプレイも、周りのレベルがみんな高いと出来ちゃうし。そういうのがやっぱり新鮮でしたね。後はもう、ね、今までずっと敵としてやってて、しゃべったこともない人たちと仲良くなれるのもすごい嬉しいことだし、そうですねぇ、そういうところで、むちゃくちゃ勉強になったと思います。
 
――自分で「こういうプレイをしてみたいんですけど、ちょっとやってみません?」というような提案をされたりしましたか?
 
  高山 あぁ、でもその辺はしゃべらないでも、「こうやってここでパスして、俺がこう動いたら、パス来るんじゃないかなぁ」みたいな、で、出来ちゃった。「出来た出来た!」って、そういう感じですね。最初、「こうしよう」とかいう話し合いも、ちょっとはしたんですけど、後は、、、、、ホントに、考えてるじゃないですか、みんなも。みんなそういう、なんか頭の中に描いたプレイがあって、それがもし一致してればそれができるしっていう具合に。
 
――スペインでは、すごい試合数だったんですよね?向こうでは、どのような毎日でしたか?
 
高山 9試合でしたからね、毎日試合でした。面白かったですね。しかも、それ以外なかったですしね。田舎だったから観光とかはできなかったんですよね。ホントにホッケーして、それだけ。後は、好き勝手にちょっとスペインの海行って、くらいかな。でも、部屋では、試合前までみんなでずーっと飲んでて、で、「試合だ!行くぞ!」みたいなのもありました。ホントすごいリラックスしてましたね。自由時間とかは、他の国の試合も見ましたよ。
 
――他の参加国、15ヶ国あった中で、「この国面白いな」って思った国はありましたか?
 
高山 そうですね、どこの国もすごい個性的で面白かったですね。アメリカは強くて印象に残ってるし。
 
――確か、イタリアには泣かされたんですよね?
 
高山 イタリアはねぇ、すごいんですよ、やつらは。足が速くて。みんな速いんですよ。日本もスケーティングだったら結構上位にいたチームだったけど、たぶんスケーティングで勝てなかったからっていうとこはありますね。もうなんか、ホントに速いんですよ、何でかしんないけど。
 
 
――では、イタリアは正統派で勝てるチームなんですね。
 
高山 そ、ホントに小細工なしですね。イタリアには驚きましたね。しかも、イタリアには2回も当たりましたからね。
 
――では、世界の壁っていうと、まずイタリアになるのかしら?イタリアは結局・・・
 
高山

4位ですね。
 

――イタリアに勝てるようになると、また一歩・・・
 
高山 前進ですね。
 

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