スター選手インタビュー

 

 

  
 

――黒田選手はNARCh Finalへは、日本代表選手として、一昨年、昨年と
2回連続で出場されていますが、それぞれの経験をどのようにお感じになられましたか?
 

黒田 NARChは楽しいですねー。あの楽しさはいったい何でしょうね?
あ、ちゃんと答えますね。一昨年と昨年ではクラスが変わったのですが、それ以上に僕達が変わったと思うから、比較しにくいですね。
一昨年は、対外人選手の経験も少ないし、メンバーも知らない人でしたから。正直あまりまとまってなかったですね。昨年は、半数以上が同じメンバーで、スペインに行った選手も半数以上いましたから、
いい雰囲気でしたね。僕は辻本有悟(つじもと・ゆうご)選手と、スペインも昨年の
NARChも同じセットだったので、お互い息も合ってきて、そういうのもかなり良かったです。
 
 ――世界選手権大会やNARChという
 国際経験から何か学ばれたことは
 ありますか?

 
 黒田 やはり、刺激になりますね。
急に筋トレを始めたり。レベルの高いところでプレーすると、相手からも味方からも沢山
学ぶことがありますね。プレーだったり、試合に臨む姿勢だったり。
 
 ――昨年は、黒田選手のプレーを
 NARCh日本予選、NARCh Final
 岡山での国際親善試合、青森での
 全日本大会で見させて頂く機会が
 あったのですが、黒田選手自身の
 ディフェンス力もさることながら、特に
  攻撃力が徐々に増していったように感じています。その点について、ご自身ではどのように思われますか?
 
黒田 本当に遠い所でよくお会いしますよね。攻撃力については、自分では分かりませんが、そうであれば嬉しいですね。
 
――特に、岡山での国際親善試合の時に感じたのですが、黒田選手が攻撃の起点をつくって、高山選手がゴールを決めるというシーンが何度かあったのですが、その辺、スペインでの世界選手権大会の時と比べてどうでしたか?
 
黒田 高山君とは、スペインで初めて一緒にプレーしたのですが、やはり、回数を重ねた分、岡山の時の方がお互いの動きは分かっていましたね。ぜひ、また一緒にプレーしたいです。
 
 
――もしかすると、これがさっきの課題をクリアするための一番の方法なのかも知れませんね。つまり、代表選手に選ばれた方が、毎年続けてチャレンジし、何度も代表選手に選ばれ同じ相手と組むことによって、徐々にお互いのプレーを良いものにしていく…。
 
黒田 そうですね。でも、今年からNARChは、男子は日本予選の優勝チームが行くことになりましたよね。
 
――そういえば、そうでしたね。確か、人数が足りない時は、優勝チームが選んだ選手が行ける権利を与えられるということでしたね。それも1つの代表チームの作り方ですよね。世界への挑戦はまだ始まったばかりですから、これからしばらくは、試行錯誤の時代になるのかも知れませんね。
 
 

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