スター選手インタビュー

 

 

  
 

――では、それは、やはり勝つために、本当にそれで「入れてやれ!」と思ってやってらっしゃるんですね。
 

川端

うーん、まぁね、こう言っても変な話なのかもしんないけど、勝ちたいっていうのもあるけど、人より目立ちたいっていうのもあんだよね、僕ん中じゃ。(笑)勝つことはやっぱり勝ちたい、だけど、勝つ中でも人より目立ちたい?「目立ってナンボ」かな。
 

――周りの人たちの反応を見るのも楽しい?
 
川端 そうそう、ワーとかキャーとか。やっぱり、歓声が聞こえるじゃないですか。そういうのが楽しいし、気持ちいいですよね。大好きですね。うーん、簡単に言えば、目立ちたがり屋?それが中心ですし、僕の心の中であって、それがやっぱりこういうとこでも出てるっていう。
 
――今でも結構、その目立つような、新しい技というものを考えたりしてらっしゃるのですか?
 
川端 うーん、勉強はしてますけどね、いろんなスポーツから見て。でも、そう簡単にできない
ですね。僕のやったことはもうほとんど周りの人たちもやるようになりましたからね。僕から始まったようなふざけたことはみんなやってますからね、もう。
 
――あと、川端選手は反則の少ないプレイヤーだなとも思うのですが。
 
川端 僕の場合、やっぱり反則よりも、如何にテックニックで観客に楽しんでもらえるか。その方が楽しいですからね。アイスホッケーだとね、ボディーチェックが許されていると言っても、やれば、やはり感情的になるし、お互いやったのやられたのになりますからね。だからといってアイスが嫌いなわけではないですけど!ローラーの場合は、DFだからといって、ボディーチェックをしなければいけない訳ではないですからね。
 
――昨年は、日本代表選手として、スペインでの世界大会に出場されましたが、その時のご感想をお聞かせいただけますでしょうか?
 
川端

世界はレベルが高いな〜と思いました。けど、越えれない壁ではないとも感じました。僕自身は満足いく大会ではなかったですよ!まだまだ出来たと思います。あと、チームメートが最高すばらしかったですね!試合は試合で集中して、その他はその他で楽しんでいましたよ。
 

  ――満足がいかなかったというのは?
 
川端 うーん、もっともっと海外の人たちとやってても勝てる、対等にやれる自信あったし、やれると思って行ってたから。で、自分のパフォーマンスが100%出せてないってところが、終わった時に自分の感想としてあったから。それに対してはホントに満足はいかなかったですよね。
 
――日本の今のレベルでも、チームワークさえなんとかできれば、もっと
成績が残せたということでしょうか?
 
川端 うーん、そうですね。チームワ
ーク、もしくは、技術としてちゃ
んとシステムが、フォーメーショ
ンができればもっともっと。技
量はだいぶ上がってるから、
もっともっといい順位になれる
と思うし、そしたら、自分もね、
もっともっとできるかなって、
満足行くと思うし。周りが悪くて
自分が満足してないんじゃな
く、あの大会に関しては、自分
が悪くて周りに迷惑かけたかな
っていうのが多々あったから。
それがホントに悔やむところで
すよね。
 
――16チーム中5位と、初出場にしてはかなり良い成績でしたが、まだ、1位2位3位4位のチームと競える実力はあるということでしょうか?
 
川端 そうですね、あの段階では、僕は最高の順位だったかなとは思いますよね。でも、これからだとも思いますね。もっともっといろんな選手たちが集まって、指導者としても、もっともっとレベルの高い指導者になってもらって、一緒に行けば、もっといい順位になれると僕は思うんですよ。決して超えられない壁じゃぁないと。アメリカ・カナダとやっても対等にできると思いますよね。体格は相手の方が大きいけど、ローラーホッケーって体格でやるスポーツじゃないから、足があったり、技があったり、そいういったとこでも、相手に対して対等にやれるスポーツだと思うから。だから、日本人にはすごい向いてるなと思う。技とかスピードとかそういうとこに関しては、日本人はすぐれていて、みんながみんな基礎的にそういうのを持ってると思うし。もっともっといい成績残せると思いますよね。
 
 

>>next page

8/9