ホッケー研究
〜 チームのプレイヤーとして 〜


その3 「シュートはできるうちに打つ」

きれいなパスまわしでゴールを決められたら、かっこいいし、相手に与える精神的ダメージも大きいし、気持ち良いものですよね。

しかし、相手ゴールに近づけば近づく程、相手プレイヤーのチェックは厳しくなり、パスカットされる確率も増え、思うようにシュートも打たせてもらえません。

パスワークは、1回1回のパス、レシーブを確実に成功させなければ意味がないので回数が増えるほど、上級者でもシュートまでできる確率が減ってしまいます。
シュートはゴール枠内にという話は「その2」でしましたが、それ以前に、シュートを打たなければゴールできないって事を考えると、シュートできる確率を減らしてまでパスするなら、遠くてもシュートを打ったほうが良いという考え方になるでしょう。
ただ、リバウンドの重要性も出てきますし、あきらかにパスのほうが良い場合もありますが。(ゴール前に完全にフリーで味方がいる場合とか)

相手にプレッシャーをかけられる前に、練習通りのきれいなフォームで、狙ってシュートを打ったほうが、速くて確実なシュートを打てますし、そのほうが、周りのプレイヤーもリバウンドを叩きに行くタイミングが分かりやすいです。また、シュートをたくさん打つ事で、特に試合の序盤なんかは、相手を精神的に守備的思考にさせる効果もあります。

アイスのNHLなんか見てると、凄い長距離からでも打てる時に打ってます。

「なんであそこでパスしないんだ!」とかって怒る人もいますし、
「ここでパスしないでシュートして、はずしたらはずかしい!」とか、
「このパスでシュートをいれて、あなたがヒーローになりなさい」とかの
日本人的発想はこの際やめましょう。

だから、みなさん自信をもって、どんどんシュートを打ちましょうね。


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