ホッケー研究
〜 チームのプレイヤーとして 〜


その7「45度角のパスのレシーブ」

すごく基本的な事ですが、レシーブする時はその瞬間ブレードを少し引いて、パックがブレードに当たってはじけようとする衝撃をやわらげて、ピタッと止めます。
ただ、パスはいつも同じ角度から来る訳ではなく、意外に理解されていないと思われるのが、45度角のパスをレシーブする事についてです。

このパスは主に、フェンスから逆側フェンス側に対角に出るようなパスで、試合中一番多い種のパスだと思います。(MHLではタテパスのほうが多いかな?)

で、とにかく、パスのベクトルに対してブレードを垂直に当てないと、パスのスピードに負けて、レシーブできません。
フェンスにパックを当てた角度によって、飛び方が違うように、ブレードには垂直に当てないと、引く動作をしても意味がない事は物理的に理解できると思います。

もちろん、レシーブしたあと、そのままの体勢ではパックを後ろにそらしますので、ドリブルが必要ですね。

[悪い例]
kenkyu_3.gif (2300 バイト)

[良い例]
kenkyu_5.gif (1468 バイト)  kenkyu_4.gif (1464 バイト)


その8 「 レシーバーはレシーブする努力をする」

たまに、せっかく走りこんでいて、かつ、良いパスが来ているにもかかわらず、レシーブしようとはせず、あるいはレシーブできず、流れてフェンスに当たったパックを拾って攻めこもうとしているプレイヤーを見かけます。

時と場合によるのかもしれませんが、基本はブレーキしてでも、どんなことをしてでも、1度レシーブをすることが大切だと思います。
パックが流れている状態ではパスもシュートもできませんし、デイフェンスしている方はパックだけを見ればいいので守りやすいです。
逆に、とにかくスティックに当てるだけでも、パックのスピードを殺し、自分のパックにする事が速ければ速いほど、そのままドリブルしたり、パスしたり、シュートしたりと選択肢が増え、守ってる方はそれに対応しなければなりません。

良いパスを活かす為にはレシーバーがしっかりしなければ成立しません。
パックは思ったよりもスピードが速く、流れたパックを拾う頃には敵がチェックをかけてきているはずなので、レシーブはきっちりしましょう。


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