スター選手インタビュー

 

 

  
 

――高山選手のプレーは「魅せるプレー」が多いように思うのですが、見ている人に自分のプレーを楽しんでもらいたいというような意識を持っていたりしますか?
 

高山 そうですね、いつも意識はしてますね。見てくれる人がいて、その人たちが応援してくれて、俺らも頑張れるんだったら、その応援のお返しみたいな感じで、こういうことやれば、見た目に面白いだろうなとか。見て、「楽しいな」とか「あっ、こうやってみたい」とか思われるのが一番、僕は嬉しいのだと思うので。
 
――昨年は、海外チームとの試合に非常に多く出られた年ですが、ご自身で何か目標みたいなものがあったのでしょうか?それとも、たまたまですか?
 
高山 そうですね、いつも思ってましたね、「選ばれたい」とは。そうですねぇ、なんか、去年だけだったと思うんですよね、ちゃんとした選考会をして、「ちゃんとして選びます」みたいな時って。今までは、アイスホッケーの上手い連中を連れて行ったりとか、そういうふうにしてたからだと思うんだけど。「これでうまく行けば日本代表に選ばれます」っていう道ができたから、去年はうまくいったんだと思うんですけど。今まではもう、「これが選考会だ」って言われても、その選考会から1人とか2人とかしか行かないような日本代表でしたからね。後はアイスホッケーの日本リーグに出てる人を連れて行ったりとか、そういう方法だったから、あんまり納得はいってなかったんですけど、去年はホントに言った通り選んでくれましたからね。まず自分のチームで戦って、その中でプレーを見てもらって、選んでもらって。で、合宿やってっていうふうに、すごいしっかりした土台があったし、そうですね、ホントにそのおかげだと思いますよ。目標にはずっとしてました。「日本代表に入って外行って試合してぇなぁ」って、毎日、毎年思ってましたけど、そういうふうに形になったのが多分去年だったんだと思いますね。
 
――印象深かったのは、6つの国際経験の内どれですか?
 
高山 一番印象深かったのは、スペイン(での世界大会)ですね。国の戦いですからね。なんか、みんなピリピリしてるし、すごい。(笑)後は、NARChがお祭りみたいで楽しかったですし・・・全部楽しかったですね。
 
――では、一番印象に残っているスペインでの世界選手権大会なんですが、これはどのようにして代表に選ばれたのですか?
 
高山 日立で開催されていた日本ローラースケート連盟主催の全日本大会が代表候補の選考会
    で、その試合でいいプレイをした選手が選ばれて、その後にやった3回の代表合宿に出た選手の中で、一番良かった人たちを出場させるっていう形だったんですよ。
 
――結構、何回か落とし所があったんですね。
 
高山 でもまぁ、実質1回ですね。代表候補となった選手でも、「やっぱりその日は行けないよ」みたいなことで辞退した人もいますからね。結局、代表合宿に来た選手は、みんなOKになったんです。
 
――選ばれた時は、やはり、「ヤッタ!」って思われましたか?
 
  高山 狙ってましたからね。「選んでくれ〜!」みたいな感じだったんで。(笑)「スペイン行きたいよ〜」つって言ってたんで、「よっしゃぁ!」ですよね、やっぱり。(笑)でも、なんっとなく、「行けるかもっ」とは思っちゃってましたよ、やっぱり。
 
――ちょっとした自信が?
 
高山 あったなぁ、なんか。
 
――そうですよね。やはり、それくらいないと逆に行けないですよね。
 
高山 ホントに、あれですよね、外国のプレイヤーみたいに、自分からガツガツやってかないと。日本人の悪いところでありいいところであると思うんですけど、譲り合って、「あんたが行けお前が行け」みたいなふうにやってたら、たぶん行けないと思うんで。全日本大会では、結構、自由にやらせてもらいましたね。
 
 
――この為に、筋トレもされていたんでしたよね?
 
高山 そうですね、アイスで行った国体の時に、筋トレはものすごいやらされて、それからですね、「ああ、やった方がやっぱいいんだな」って思うようになったのは。それから、ある程度は続けてますね。
 
――遊びの世界だけど、やはり真剣にやりたいなっていう思いですか?
 
高山 そうですね、そろそろ遊びの世界は抜けてると思いますね。やっぱり去年くらいからですかね、こうやって代表に選んでもらって、歳的にも俺は、今後まだあるだろうし。
 
  日本のためにも、自分のためにも、やって行こって。代表選手でこれからもガンガンやって行きたいですね。
 
 

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