スター選手インタビュー

 

 

  
 

――黒田選手は、関西でもトップクラスのチームに所属されながらも、方やホッケーグッズの販売店(KENTEC)のお仕事もされており、男子チーム「Roller Nuts(ローラーナッツ)」や女子チーム「Maple Honey(メープルハニー)」という2つのチームを監督されている立場にもある方で、関西のインラインホッケー事情についても詳しい方だと思うのですが、関西でインラインホッケーというスポーツをするということについて、普段から思われていることは何かありますか?
 

黒田 5on5に限定して話をさせて頂きますと、リンクが不足しています。
小さいコートや空き地で練習しています。しかし、インラインは、工夫すれば、どこでも練習可能なので、アイスのような地域差はそんなに無いと思いますね。
 

    PHOTO:田辺健太郎@メープルシロップ
  ――試合については、いかがでしょう
  か?関東ですと、5
on5は年に6ヶ月
  ・月1回ペースでありますし、4
on4は
  毎月・月2週ペースであります。
  勿論、複数の団体や競技クラスに
  エントリーすれば、それ以上に試合を
  することも可能なのですが。関西で
  の試合の頻度はどのような感じです
  か?
 
 黒田 関西では、5on5の大会が年に3回あります。近畿大会とWEST JAPANKRHLという大会です。
 
  ――どうなのでしょう?それくらいが丁度良いと思ってらっしゃるのか、もっと関東並にあると良いなと思ってらっしゃるのか?
 
黒田 もちろん、関東並みにあればいいのですが、チーム数を考えれば仕方無いでしょうね。Aプールも女子も、毎回参加できそうなのは3チームだけですから。
 
――では、話を世界の方に移しますね。黒田選手は、昨年のスペインでの世界選手権大会に出場されていますが、参加されてみての感想を頂けますでしょうか?
 
  黒田 堪能しましたね。本当にホッケー漬けで、充実した二週間でした。
成績も残せましたし、チームもまとまっていましたから、楽しかったですね。それだけに、全員で練習がほとんど出来なかったのが残念ですね。

 
――つまり、全員でもっと練習できれば、試合で「できたハズ」のプレイがあったと感じられている訳ですね?
 
黒田 集まるのは無理ですから、仕方がないことなんですけどね。でも、いきなりですから、仲間の動きを確認しながらプレーすることも、僕は多かったですね。その分、自分の動きも遅れるわけで。
 
――高山選手も同じような意見でしたね。何か解決できる良い方法が見つかると良いのですが…。つまり、これからの日本代表チームの課題という
ことですね?
 
黒田 高山君とは同じセットになることもあったのですが、やはり、やりづらそうでしたね。難しい問題です。
 
――黒田選手は、代表チームでもディフェンダーで活躍されていた訳ですが、正直「苦手だなぁ」と感じた国はありましたか?もしあったとすれば、どこの国ですか?
 
黒田 イタリアには二回も負けていますからね。僕達のセットは失点も少なかったし、いい仕事をしていたと思うのですが、イタリア戦は大事な
場面で失敗してしまって。
 
 
――高山選手と同意見で
すね。高山選手は相手の
スピードがめちゃめちゃ速
かった上に、今、黒田選手
もおっしゃられた弱点が
響いた結果でもあるという
意見でしたが、この理由に
ついても同じような感覚で
受け止められていますか?
 
黒田 そうですね。相手の
スピードもあったし、
こっちも思い切って
動けないし、悔しい
試合でしたね。
 
 

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